2013年05月31日

5月も最後−

1305310005.JPG

ビビリのオス。図太いメスとは大違い

関東も梅雨入りし、じめじめとした日が続くこの頃。今日はカラッと、晴天に恵まれましたね。今日休みだった宮っ子は、気持ちよく世話ができました。抱卵する者、よく食べる者、ここぞとばかりに日光浴する者。本格シーズンのために新鮮な牛ハツを買ってきて、栄養補給します。

1305310002.JPG

バナナが好みの個体。咲ひかりと混ぜて
posted by 宮っ子 at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月27日

本格始動の第2繁殖チーム

1305260004.JPG

さあ、暖かくなってきて無加温の第2繁殖チームも本格始動だ!県北の祖父母宅で、遅めの冬眠をしていたトウブたち。奴らが起きると、宮っ子の本格的なシーズンが始まる。

今年も無事、明けてきたカメたち。これからがラッシュの始まりだ!時期的には6月産卵となるので、8月孵化。タイミングを考えると、秋のブリーダーイベントにちょうどいいかな。今年は、初めてぶりくらなどに出てみたいと思っています。そのためにもこれから、栄養豊富な餌とマメな世話は欠かせないね!
posted by 宮っ子 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月26日

広東、抱卵確認す−

1305260002.JPG

ぬぼ〜っと現る、豚カントン

ようやく、夜の気温も安定してきた今日この頃。屋外チームのお腹を探っていると… おお、あった!

第一号は、カントンクサガメです。亜熱帯に近い暖温帯産なので、3月に冬眠から起こしてからは気温の推移をみて低温の時は屋内に取り込んだりしてきましたが、気温の上昇に伴い、無事ご懐妊!春先に交尾もしてるから、受精率は高そうだ。あと2週間後くらいの産卵だろうから、日本の野外のクサガメやニホンイシガメと同じくらいの時期だね。

このカントン、デカいから卵もデカい。産卵数はふつうかな?去年は7個くらいだったっけ。昔飼ってたクサガメは、11〜12個くらい産んでたな。
タグ:繁殖
posted by 宮っ子 at 09:13| Comment(0) | TrackBack(0) | カントンクサガメの轟き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

あーもう、まただよ…

あーあ、まただよ… 2個残ってた卵の、2個め。これが最後の卵だったのに、もう一つがカビてきたから念のためチェックしたら、下にカビが… もう落胆の一言。初めて増えるかと思ったメスなのに。

しかしこの色は、なんなんだろう?カメ友さん曰く、リクガメでも死籠り個体は白いのが多いらしいから、ここから黒くなるはずだったのか?でも、もういつ割ってもおかしくないくらいだし、ここまで白くて、ここから色づくとも考えにくいんだがなあ… もしかして、親ペアの組み合わせが奇跡的にモルフの要素を持っていた?それとも、たまたまの突然変異?謎は深まるばかり。

1305240008.JPG

posted by 宮っ子 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月24日

あーあ、死籠りだよ・・・

1305240003.JPG1

産卵から65日が経過した卵。今年初成功かと思われたメスだけど、… 卵がカビてる!

あーあ、これはダメだね。でもせっかくだからと開いてみると… おお、驚きのカラー!まるで白変種だよ。前、ウチでも一つ目のサイクロップス白変現象(※)が一度だけあったけど、そのほかは顔も手足もしっかりしてるし、サイクロップス現象ではないらしい。でも殻を破れなかったんだから、弱かったのかなあ…

残念。毎日の楽しみが、無くなってしまったよ。でも第二繁殖チームに抱卵の予兆があるし、そっちに賭けようか…

(※)左右の目が前面中央で癒着し、まるで神話の"サイクロップス"の如き顔面から宮っ子がつけたもの。要は奇形。同時に体は白変種の様相を呈するが、体力がなくほぼ孵化することができない。ウチだけでなく、たまに起こる現象。なぜ一つ目と白変が同時に起きるかは不明。

1305240007.JPG

もう殻を破ってもいいくらいの卵黄。もうちょっとだったのにね…
posted by 宮っ子 at 07:22| Comment(0) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

気になる、東レプ2013の入場者数は…

1305180126.JPG

活気ある会場の様子

初夏の一大イベントが、終了しました。今回は開場前の行列からして只ならぬ感満載だったけど、結果が出ました!5/18(土) 8,206名、5/19(日) 9,337名。合計 17,543名!
これ、すごくないか?日本最大のイベントのJRSが、2011年に初めて2万人を突破したんだっけ。だからJRSで言えば3年前に匹敵?関西圏のショップは少ないのに、この規模。確かに今回は、東レプ初出店のお店も多かったし、業界が大いに盛り上がっていることを感じる。

来客も、一昔前だと「いかにもこの趣味」的な方々が多かったものだけど、それこそ池袋の街を歩いてるのと変わらない。特殊だったこの趣味が市民権を得て、大きく浸透しているんだと、強く実感したイベントでした。

これから業界はサイテスの強化、愛護法の改正と大きな逆風に立ち向かわなければならない。この熱気を、途絶えさせたくはないものだね。取り急ぎ宮っ子の目標としては、初のブリーダーイベント参戦!これから第二繁殖チームが始まるはずだから、がんばってもらおう!
posted by 宮っ子 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月20日

東京レプタイルズワールド2013、レポート! 〜 激動の終盤戦 〜

1305180092.JPG

プラテミス。ズアカヘビクビガメ。昔から入荷のある種類

1305180093madayoko.JPG

マダガスカルヨコクビガメ

1305180098.JPG

ジャングルカーペットパイソン。純血ですとさ。飼いたい・・・

1305180100.JPG

イベント名物、コウヒロナガクビガメ!今年はオブロンガの姿は無かった

1305180101angelisrand.JPG

エンジェルアイランドチャクワラ。すごいボリュームになるトカゲ

1305180103largescale.JPG

ヨロイトカゲのニューフェイス、ラージスケールヨロイトカゲ。確かにヨロイがデカいが、高すぎやしないかい?

1305180106.JPG

長年ヨロイ界のトップに君臨する、オオヨロイトカゲ。素晴らしいプロポーション

1305180115.JPG

ビルマヤマガメの、白変個体

1305180114.JPG

隅っこにひっそりと。アルダブラゾウガメ

1305180118.JPG

モエギ祭り。ラオスモエギハコガメ、カンボジアモエギハコガメ多数。去年まではとんでもない激レア種でしたよね・・・

1305180121Triprion Supatulatus.JPG

なんだかものすごいヘン顔をしていたカエル。Triprion Supatulatus

1305180124.JPG

お馴染み、ケヅメリクガメのエサやりコーナー。餌、ほんのちょびっとなのに高くないっすか?

1305180125.JPG

ハニーワームまつり。フニフニできる。「もう20分もこうしてるんですよ〜」というカメラマン、何者じゃい!!

1305180126.JPG

熱気のある、イベントスペース


◆ 総括

○すごい人
とにかくすごい人!人!人!去年よりは多いんだろうな〜 くらいに思ってたら、とんでもない。初めの行列からして、圧倒されました。JRSよりずっと並んだと思う。規模では劣るとはいえ、ショップも去年より増えてるし、日本最大の人口圏に地の利が絡んだことが大きいか。はたまた、9月の愛護法改正を前に、早くも一般客の意識はイベントへと向いているのか?

○珍獣
動物として目を引いたのは、珍獣の数々。毎年ラインナップがあるとはいえ、今年は特にすごかったんじゃないかなあ。サイテス1のスローロリスとか、何頭もいたし。デカい猛禽たちも、イベントの定番!かわいらしい姿で、多くの来客を惹きつけていた。

 
○サイテス
もうじきT昇格のビルマホシガメ、オオアタマガメ。ここが最後とばかりに、どちらも多くの出品が見られた。イベントじゃ当たり前だった種類が、もうすぐ手の届かない存在になるんだね… U類へ昇格した種も多いし、年々状況が厳しくなっている。今いる親個体たちを死守し、国内CB化を勧めることが本当に求められている。
一方で、束の間のお祭り騒ぎに沸いたモエギハコガメ。ちょっと前まで激レアだったモエギ各亜種が、たくさん売られていた。会議の行方次第でこうも状況が変わるものかと、不思議な思いがするね。
 
 
○ハコガメ
そして、ハコガメ!少ないながらもメキシコ、ユカタン、シェンシー、ミスジ。今や激レア種にお目にかかれたのは目の保養になる。しかし、気付きました?入口側の隅っこにあったショップ。まさか、日本でネルソンハコガメにお目にかかる日が来ようとは。文献でもほとんど情報は無い、幻中の幻。
 
数年前まで、メキシコ・ユカタンも情報は皆無に近かった。それがこの数年、突然の輸入。まさに度肝を抜かれたもんだよ。ネルソンも同じくメキシコを分布域とする種だけに、もしかしたら… の期待はあったものの、まさかまさかだよね。全てのカメの中でも最も闇に包まれた種が、ついに明らかになった。 
 
 
見られなくなる種が増える一方で、幻だった種類がここ数年で、次々とデビューを果たしている。それに伴う驚きのCB化。熱烈なマニア諸氏や業者さんたちの熱意の賜物だ。法改正によりますます制限が加えられる一方で、可能性を広げるこの業界。ピンチこそチャンスだというが、ここからどういう方向性を見せるのか、目を離せなくなってきた。
posted by 宮っ子 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月19日

東京レプタイルズワールド2013、レポート! 〜 戦慄の中盤戦 〜

C1305180019.JPG

珍獣ハンター!フサオマキザル。野毛山動物園にいたなあ

C1305180023yamaarashi.JPG

ヤマアラシ!こいつら、バックして刺してくるんでしょ。大丈夫なの?

C1305180042.JPG

ええっハリモグラ!飼える、いや買えるんだね…

C1305180054.JPG

C1305180084shiberiawashi.JPG

シベリアワシミミズク。でかいぞ!

C1305180086.JPG

スキニーギニアピッグ。何気に売れていたようだ

T1305180066.JPG

珍蟲ハンター!オオゲジ。これでも、市場があるんだよな・・・

T1305180069.JPG

サソリモドキだっけ?なんとかビネガロンだっけ?ウデムシだ!

1305180053.JPG

一度出て、昼ごはんに。青空の下、フリマが開催されていた

1305180055.JPG

ホームセオレガメ。でかいね…

1305180058.JPG

メキシコの神秘!ユカタンハコガメ。絶好調なオス。ペアで、かなりいい新車が買えるよ…

1305180060.JPG

メキシコハコガメ。この背甲の模様は、すごいね…

1305180064kingiwa.JPG

1305180046.JPG

ついに来た!ネルソンハコガメ、しかもフルアダルトを入れていたブースが1つだけ。意外とスルーされてたのが逆に驚き
キングイワトカゲ

1305180073.JPG

フロリダアミメガメ。チキンタートル。綺麗じゃん!

1305180074.JPG

セレベスリクガメ

1305180077.JPG

もうすぐサイテス1になってしまう、ビルマホシガメ。南東も見られた

1305180078.JPG

おりゃおりゃおりゃー!全速力で泳ぐ、元気なインドハコスッポン。この"ハコ"も欲しいね

1305180079.JPG

DIZZY POINTにて、たらいのイシガメまつり

1305180080.JPG

ハナマルスッポン。今回サイテスTになる種類とは違うが、これも時間の問題だろうね。っていうか、行政の人見分け付くの?

1305180081.JPG

オニタマオヤモリ。目玉を舐め舐め

1305180088.JPG

エリマキトカゲ。何気に樹上棲

1305180089.JPG

これはすごい!EXO TERAのブースで、アルマジロトカゲまつり。けっこう木に登るんだね

1305180090.JPG

同じく、EXO TERA。面白い、クロコダイルスカルのレイアウト

〜 明日へ続く 〜
posted by 宮っ子 at 06:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月18日

東京レプタイルズワールド2013、レポート! 〜 驚愕の入場編 〜1 行ってきた!

1305180053.JPG

さあ、イベントシーズン到来!宮っ子には今年で2回目となる、東京レプタイルズワールドです。関東圏では唯一の開催となるショップ即売イベントだから、これは行くっきゃない!9月の法改正でこの業界も大きな転機を迫られる中、新たな潮流が見られるかもしれない。さあ、今年も行ってきました。ブログを読んでくださっている方との交流も、目的です。
 
会場のサンシャインシティに着いたのは、10時ピッタリ。4階の会場へ向かうと… おお、並んでるならんでる。前売り券もあるし、サッサと入ってお目当ての… え?ええっ??ええーーーーーーーーーーっっっっっ!?!?!?!

長い長い!行列が長い!外に出てずーっと行って、曲がって屋根のないところに出て、また曲がって…ようやく最後尾に並びました。推定、500m。ほんとに長い!それも後から後からお客さんがやってきて、どんどん列が長くなる。JRSだって5分も待たずに入れたのに、なんなんだこの長さは?知らぬところで爬虫類がブレイクしたのか?それとも池袋という、交通の利か?
ともかく、熱気がすごいんだ。15分くらいしてようやく入り口付近まで来るも、「混雑のため入場を制限する恐れも」とのアナウンス。マジか、それだけは勘弁してくれよ・・・

しかしようやく、入口へ。パンフレットを手に取ると胸が高まる。さあ、入場だ!

1305180004.JPG

オリノコ水系産、マタマタ。最近まとまって入荷があった

1305180008upemba.JPG

ウペンバハコヨコクビガメ。安くなったなあ… 2枚くらいで買えた

1305180009superpratinaluci.JPG

"スーパープラチナリューシ"フロリダスッポン。綺麗だなあ。宮っ子は中学生のころスッポンが大好きだったが、うまく飼えなかった

1305180010.JPG

アジアの誇り、シロアゴヤマガメ!成熟した見事なオス(?)個体。意外と手を出しやすい価格

1305180013.JPG

杉並区の有名ショップにて、もうじきサイテス1のオオアタマガメ。8p位のサイズ、10匹くらいいたよ。

1305180017shiroashisedaka.JPG

シロアシセダカガメ

1305180024.JPG

テキサスダイヤモンドバックテラピン。アメリカでサイテス2だから、入荷は激減するんだろうな…

1305180027.JPG

渋いねえ… 哀愁を感じる背中の、クサガメ

1305180028.JPG

ガイアナカイマントカゲ。最近は、配合飼料に餌付いてる個体が多い

1305180030.JPG

けっこうたくさんいた、マツカサトカゲ。

1305180031.JPG

ワイルドだろぅ〜? フロリダハコガメ。

1305180032.JPG

たくさんいた、シナスッポンさん

1305180033.JPG

メキシコの秘宝、メキシコハコガメ!この色彩を見よ!

1305180035.JPG

同じくメキシコハコガメ、メス。様々なタイプがあるので、オスとは頭部の黄色でセレクト

1305180036.JPG

中国4千年の歴史!シェンシーハコガメ。

1305180037.JPG

デプレッサイワトカゲ。小さいのにトゲトゲしてかわいいね!サウザン?コーラル?

1305180039.JPG

最近超人気の、モリイシガメ。立派過ぎるフルアダルトが、1店にだけゴロゴロと

1305180040.JPG

同店にて、ミスジハコガメ。去年40万円だったけど、超高騰してるね…

1305180041.JPG

ハナガメ、スーパーパステル。

1305180043.JPG

テキサスゴファーガメさん。かなりレアでは?

1305180045.JPG

ドリアエモリドラゴン。これ、めっちゃカッコいい!コブハナアガマに似てるね

1305180047.JPG

バルカンヌマガメ。ベビーの差は、わからないね…

〜 明日へ続く 〜
posted by 宮っ子 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネルソンハコガメフルアダルトが、ついにやってきた

1304270006.JPG
(これは野毛山動物園の、"寝るレッサー"。寝レっサー、ネルソー、ネルソン…)

2013年の東レプで度肝を抜かれたもの… それは、ネルソンハコガメ!続きを読む
posted by 宮っ子 at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月10日

宮っ子のショートストーリー 〜 U字工事の里でタガメを探す

20100816 161.JPG

さて、前置きが長くなってしまったが今回の探索。結論から言うと、収穫はゼロでした。夕方にふと思い立って寄っただけで、日も沈みかけてたし、時間がほとんど無かったのが理由なんだけどね。

でも少なくとも見た目上の環境は変わってなかったし、時間さえあれば、タガメたちにも出会えたと思うんだ。まだ田植えが始まったばかりだし、飛翔能力の高い彼らは季節に合わせて移動するみたいだし、たまたま時期が悪かったのかもしれない。夏にはあれほどいた子ガエルも、まばらに跳ねているだけだったし。

しかしフィールドに出ることの楽しさを、一瞬でも思い起こさせてくれた。そのうち季節が変わったら、また行ってみよう。

20100816 156.JPG
タグ:タガメ
posted by 宮っ子 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月09日

宮っ子のショートストーリー 〜 下野国でタガメを探す

20100816 165.JPG

水棲昆虫たちの楽園。このような小川は、田舎でもめっきり減った

3年前、初めてこの場所を発見したとき、私はすぐに確信した。「ここに、いる」。
田舎の栃木でも、一帯の水路という水路はすでにU字溝ばかりだが、奇跡的に残った泥質の堀上水路。浅く穏やかな流れには水生植物が繁茂し、覗き込めば、リアル"メダカの学校"状態。踏み分けるごとに飛び込む子ガエルたち。肉食水生昆虫の獲物に事欠かない、まさに楽園だった。
 
時間は、かからなかった。水路を覗き込んで間もなく飛び込んできたのは、両手に大きな鎌を備えた小判型−
ああ、やっぱり!私の直感は、間違っていなかった。セピア色の思い出が、鮮やかに蘇った。その日、20数年のタイムマシンに乗った"少年"は日が暮れるまで、夢中になって彼らを探し回った。
 
各種ヤゴ、ミズカマキリ、タイコウチ、コオイムシ。さすがにゲンゴロウは見つからなかったものの、食性以外は似た生態のガムシまで発見することができた。
捕えたタガメたちは、持ち帰った。しかし手元に置くのは一晩だけにし、翌日にはすべて返しに行った。
脱ぎ捨てられた影武者と、夏の思い出だけを残してー

20100816 147.JPG

10数年ぶりに捕まえた、タガメ。小さい幼虫だが、感動!
タグ:タガメ
posted by 宮っ子 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月08日

宮っ子のショートストーリー 〜 宇都宮でタガメを探す

20100816 135.JPG

お馴染み、ミズカマキリ。他の水棲昆虫に比べ、比較的水深のある場所で見つかる

次の瞬間、奴は私の手の中にいた。憧れ続けた水棲昆虫の頂点。王の中の王。太く力強い手足の躍動感、鋭い口吻と目つきはリアル・エイリアン。全てが、図鑑で見るそれを上回っていた。これこそが、タガメ!その日の夕方、泥だらけで帰ってきた少年を、母は自分のことのように喜んでくれたのを覚えている。
 
  
さて今回訪れたのは、3年前の夏に棲息を確認した栃木県の某所。一面に水田が広がる農村地帯だが、タガメの生息地は非常に限られている。奴らがいるのは水田ではない。その脇の、用水路だ。
 
 
といっても、護岸工事されたU字ブロックのそれではない。U字工事護岸工事はたしかに農業的には効率化をもたらすが、生物多様性の観点からすると最悪だ。まず、植物が根を張れない。定着できない。物陰に潜む、タガメの獲物となる小動物が姿を消す。
深く、水流は早く。昆虫たちは壁に掴まれず、流されてしまうだろう。 このような状態では、水生植物の繁茂する昔ながらの用水路に比べ生物多様性は著しく低下し、カワゲラやユスリカしか残らない、非常に単調な環境になってしまう。

20100816 168.JPG

ちょこちょこ歩く、コオイムシ。めちゃかわいい!
posted by 宮っ子 at 19:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月07日

宮っ子のショートストーリー 〜 栃木でタガメを探す

20100816 153.JPG

GWは、久しぶりにタガメ散策に行ってきた。

 
タガメとは、日本で最大の水棲カメムシのことだ。夏の虫・蝉に遠からずな仲間だが、水生昆虫という特異な性質、筋肉質な鎌形の前脚。日本産水棲昆虫、いや日本の昆虫全体を見渡してもスーパーヘビー級の巨体を誇り、肉食昆虫として自身よりも遥かに大きな獲物を捕える獰猛さから「水中のギャング」との異名を持つ、昆虫愛好家憧れの的である。
 

昭和中期までは、そこかしこで見られる一般種だったとされている。しかし農薬の普及、棲息に適した泥質水路の埋め立て、煌めく街灯に誘引されての放浪死−
そして、人工的な環境でありながらも自然と共存つつ育まれてきた、ニッポンの古き良き風景・里山の崩壊。それが、彼らの運命を決定づけた。
 

昭和後期、私が子供のころには既にレッドデータブックの絶滅危惧種に指定され、日本でも見られる場所はごく限られていた。学校のプールにやってくるミズカマキリ、比較的水質汚染に強いタイコウチまではまだ目にすることができたものの、コオイムシやタガメは全く見たことがなかった。
 
 
それが小3の時、クワガタ捕りのついでのことだった。某河川脇の、鉄分交じりで赤く変色した沼を散策していたら、
 

「いた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
 
続く
タグ:タガメ
posted by 宮っ子 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする