2014年12月26日

復活の狼煙 〜 フロリダ、ご懐妊!

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新シーズンのご懐妊一発目が来た!保温チームの、フロリダ♀だ。例年、12月後半に抱卵するのが通例だった。しかし、2014シーズンは違った。2013年末にダニに侵されていたせいか、年内には抱卵せず、1か月以上遅れて年が明けてからのご懐妊だったのだ。まともに産んだのが1クラッチ、有精卵でも腐敗が続出したし、やっぱり不調の予兆だったんだろうな。

今年は、例年通りの走り出し。"ふつう"に行けば、"ふつう"の結果が得られるはずだ。未曾有の不調に終わった2014年を、洗い流してくれ!
ラベル:繁殖
posted by 宮っ子 at 10:23| Comment(4) | TrackBack(0) | フロリダハコガメの嘶き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月23日

必ず、毎年繁殖するんだろうか?

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ハスといえば、大仏!極楽浄土の世界観だ。鎌倉にて

植物の中には、珍妙な繁殖方法をとる種類がある。

たとえば、オーストラリアのバンクシア。奴らは、とても厚く硬い皮をまとった実をつける。そのままでは決して開かぬ、禁断の実− これが開くのは、山火事に遭った時だけだ。火事の最中は鉄壁の防御で、地獄の業火を耐え忍ぶ。やがて火が去ったところで初めて、大地に種子をこぼす。ライバルとなる植物たちが、皆無となった焼け野原。バンクシアはこの”新天地”で悠々と、次の世代を育むのだ。

日本人に馴染みの深い、ハス。我々東洋人にとって極楽浄土のシンボルである美しい花は、その清廉さからは想像もつかないほどタフな種子を作る。種子は、耐え忍ぶ。発芽に不適な環境下では、何十年でも耐え忍ぶ。縄文時代の遺跡から発見された種子が、2000年以上の時を経て発芽した「大賀ハス」。このニュースは大きな驚きをもって迎えられ、植物界の風雲児として、今なお語り草となっている。

気づかぬうちにガッチリと築き上げていた、「繁殖は一年サイクル」という固定観念。だが毎年繰り返される季節ではなく、不定期で特殊なイベントに繁殖を委ねている生物が、この世界には確かに存在するのだ。なにもマダガスカルやタスマニアの、奇天烈な生物に限った話ではない。日本人に身近なハスでさえ、驚きの生態を持っているのだ。
これが、すぐさまカメに直結するとは限らない。けど、うまく飼えてもなかなか殖えない種類については、想定外のなにかが欠けているということはないだろうか?思い切って大胆に固定観念を取り払ってみると、何かがあるかも・・。

・・の前に、まずウチはモエギの立ち上げが先か。いつになったら、自分で喰ってくれんのかねえ…
posted by 宮っ子 at 06:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月21日

まだ、やっている。強制給餌

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左手で、甲と口を固定

こちらは長期戦に突入している、モエギの様子。迎え入れてから4か月が経ったが、一向に自力で摂食する気配がない。かといって落ちるでもなく、たまにゴソゴソして容器を乗り越えたりしてるので、強制給餌で命を繋いでいる。

以前飼ってたのがすんなり行ってしまったので苦労しなかったが、あれは数少ないアタリだったんだな。飼い込みだったし、あまり人を恐れなかったし。世間で言われている、「モエギは難しい」というのが、この個体でよーくわかったよ。環境に慣れて落ち着いてしまえば、なんてことないんだけどね。
モエギって、いったい何なのかねえ… 似たような生態のセマルとは、大違い。同属のミスジだって、ずっと飼いやすいぞ?これだけ性格が違うなんて、チミたちは本当にCuoraかい?性格的にはとても、同属とは思えないや。
posted by 宮っ子 at 17:52| Comment(6) | TrackBack(0) | モエギハコガメの囁き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月18日

今年は、ダニもなく−

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去年のフロリダメス。痛々しいほど、ダニに噛まれていた

去年の今頃を思い出すと… 印象的な出来事があった。保温チームのフロリダメスが、おびただしい数のダニに寄生されていたのだった。

ダニと言ってもマダニのような、デカくていかにもケモノから吸血するタイプではない。湿った床材には当たり前に発生し、糞や残飯を分解してくれる細かい奴。本来はカメに無害な連中なんだが、去年初めて牙を剥いたんだよな。フロリダの脚の付け根や肛門といった柔らかい部分にすごい数がついて、じゅくじゅくに膿んでいた。
これ、2014シーズンの繁殖不調の予兆だったんじゃなかろうか。産まない、白濁しない、ボロボロ腐って、死籠る。今年はアメリカハコガメにアジアン水棲ガメ、ほとんどが絶不調の年だった。原因は昨年夏の猛暑対策不備に、隣家の建て直し騒音、そのストレスだと推測している。それによって親の体調、すなわち免疫力が落ちていたとすれば− ダニの大量寄生も、あり得ることだ。

今年は同じように保温しているが、ダニの兆候は全くなし。夏シーズンを、ストレスなく越せた証ではなかろうか。例年通りなら、年内には抱卵が始まる。このフロリダ雌が、来シーズンの試金石となりそうだ。

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今年の様子。ダニが、いない!兆候もない。
posted by 宮っ子 at 20:38| Comment(8) | TrackBack(0) | フロリダハコガメの嘶き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月11日

ヒラタとノコギリに、カメ思う−

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引っ張るぜ!なつかしのクワガタねた

平地と山地で、クワガタの種類は大きく変わる。だがたとえ同じ1本の木にあっても、わずかな場所の違いによって、見られる種類は全く異なってくる。たとえば、ノコギリクワガタ。彼らはたいてい、木の表面から染み出る樹液に群がっている。狭い場所に隠れることを知らず、いつだってオープンな場所にいる。

対してヒラタクワガタなんかは、隠密性が非常に高い。奴らは"ヒラタ"い体がようやく入るくらいの、木に開いた狭い隙間に潜んでいる。奴を捕えるには隙間を丹念に調べなければならず、かつ、うまく引っ張り出さなければならない。ただでさえ数が少ない上に、狭い隙間の生活に特化した体で、全力で抵抗する。そんなヒラタを捕えるのは容易ではなく、これこそが、昭和のわんぱく少年たちがヒラタを別格扱いする、大きな理由であった。

フィールドを知る者のみが、肌で捉えてきた感覚− ホームセンターに並ぶプラケースを眺めていただけでは決して気づかない習性の違いが、確かに存在する。30代以上の男子には当たり前の知識でも、幼少期の遊び方がまるで変わってしまった、現代の若年世代。幼い頃からケータイやインターネットの豊富な情報に触れ将来のスーパーマニア層を担う彼らだが、ここいらの微妙な感覚に限っては、肌で学んできたover30層側に、一日の長があるはずだ。

ノコギリもヒラタも、同じクワガタ類。それがまったく同じ木にあっても、これだけ生態が違うのだ。カメたちがさらに複雑な棲み分けをしていたって、何の不思議があるだろう。。だが外国のフィールドへ出かけるのは、あまりにハードルが高すぎる。現実には、推測していろいろ試して、反応を観察する程度が限界だ。でもこんなことを頭の片隅に入れておくだけで、だいぶ発想の幅が広がるんじゃ… ないかなあ。
posted by 宮っ子 at 20:03| Comment(10) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月10日

ミヤマクワガタに、カメ思う−

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雌だけど、野生のミヤマクワガタに興奮。いったい、何年ぶりの再会だろう!

平地である宇都宮市内には、おそらくミヤマクワガタが棲息しない。いたとしても飼育環境を逸走したものか、本来の生息環境から偶発的に迷い出てきたものだろう。見られるのはノコギリクワガタやコクワガタが圧倒的多数であり、たまのヒラタクワガタに狂喜乱舞するというのが、ここいらの昆虫少年の生態(?) だ。

ミヤマがいるのは、標高高めの森林地帯。ヤツらの語源は、誇らしきトレードマークの"三山"ではない。棲息する深い森、"深山"だ。平地ではまず見られないミヤマだが、今市や日光、塩原のあたりへ行くと一転、普遍種になる。山がちの地では逆にノコギリが、ヤンチャ少年たちの垂涎の的だ。
この不可思議な、逆転現象― 幼い頃はこの辺が理解できなくて、塩原温泉郷あたりの山地で”幻のクワガタ”が籠いっぱい売られている様にびっくらこいたのを、私は今でも忘れることができない。

何が言いたいかというと… ちょっとの地理的な差で、環境も動物相もだいぶ変わってくるということ。直線距離にすればたった10Km程度で、これほどまでに違うのだ。しかし実際に足を運んで体験しないことには、違いがなかなか分からない。我々は狭い日本の中の差異でさえ、よく知らないのだ。それが外国の細かな環境の違いなど、どうやって知ることができようか。

     〜     〜     〜

日本で繁殖が難しいカメというのは、この辺がうまく再現できてないんだろう。植生、水深、水流、日照− カメを取り巻く環境因子は、無数に存在する。きっとミドリガメは必要条件が少なく、モエギは多いのだろう。全ての因子を再現しきる必要は、ないはずだ。だが、核心はどこなのか。欠けてはならないのは、何なのか。疑問は尽きないが、現地で徹底取材ができない以上、公になっているデータと想像に頼るしかない。

今年はほとんどの種で大コケしたが、失敗から得るものも多かった。これを糧に軌道修正しているし、来年へ繋がればいいのだが・・・ 

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昨年訪れた、群馬県中之条町の、奥四万湖ダム。このあたりでミヤマを捕えた
posted by 宮っ子 at 19:23| Comment(6) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月08日

冬東レプ2014、レポート 総集編

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桑羊羹!これを食べるのは… 

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カイコの幼虫だ!ぞわぞわぞわ…

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モスラーヤ、モスラー♪カイコ人形、絶賛発売中

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世界最大の花、ラフレシア。腐臭におびき寄せられる虫も再現

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クリーパー社ブース。ここで、過去の号を2冊ゲッツ。

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世界のセミの、標本

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目の前で野菜を齧る、ロシアリクガメ

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イベント会場でガチ交尾する、キイロドロガメ。成功してたっぽい

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タンザニアの、ブルーゲッコー。輝くようなスカイブルーが美しすぎる

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ミツユビにめっちゃ似てる… けど、メキシコで間違いない。確かに、似てる。似てる。似すぎだよ、メキシコさん…

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珍獣ハンター!カオジロムササビ。大きいんだね

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キンカジュー。アンリ・ルソーの世界だ

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珍獣その2、なんとかマングース。気が荒そう…

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サイチョウ。丸っこかった

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丸っこいオウムが、かわいかった

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これ、大好きなんだよな… ヨーロッパヌマガメ。思わず見入ってしまう

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かなりいい感じの個体。セミアダルトで、貫禄が出始めている

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トリカラーモニター。トロピカルな色彩が美しい

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今回の展示のメイン。チュウゴクオオサンショウウオ。インパクトは抜群で、皆写真を撮っていた

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ビルマオオアタマガメ。これらが売れたら、もう買えなくなるのかな…

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ムツゴロウさんのトークショー。黒山の人だかり


【所感】

○出足は遅め。客足多め。
開場待ちの行列は外に並ぶのだが、おおっと!最後尾が、近い!ものすごく近い。並んだのは開場15分前だというのに。去年の春なんかは外の広いスペースをぐるっと1周したものだが、やっぱり規模と時期によるものか。
しかし、会場内はものすごい賑わい!場所によってはショップ感スペースに人がぎゅうぎゅう、身動きとるのも難しいくらいだった。人の熱気で、気温も上昇。上着なんて、来ていられないくらいだった。冬JRSより、確実に暖かい。

○久しぶりの、ヨーロッパヌマガメ
以前飼っていて、ヌマガメ科で大好きなヨーロッパヌマガメが、まとまって入荷。複数のショップで見られた。昔はよく入っていたみたいだが、最近では現地の規制も厳しく、散発的に見かけただけだった。生態的には、泳ぎに長けたアカミミよりは、水底を這い回るカントンやミスジに近いので、ウチの環境に合いそう。でもそこそこデカくなるし、これ以上、水棲ガメのスペースは… このボリューム感、大好きなんだよな。

○事件発生!モエギがいない
ここ3年以上イベントに足を運んでいるが、初めてじゃなかろうか。いない、いない。どこを見渡しても、モエギがいない。サイテス騒動以来、特にクロハラモエギの品薄が続いていたが、イベントに行けば何頭かは見られた。ラオスなんかはもっと見られた。それが、全亜種通して1頭もいないのだ。入荷が無いのかなあ… 爬虫類は多くの種で数年周期の波があるけど、パッタリ止まってしまうものも少なくない。
噂レベルではまとまった入荷の話も聞くけれど、確かな話ではない。今後、どうなるのか・・・ ちなみにヒラセガメも、ごく少数しかいなかった。

〜 〜 〜

カメの活動と同じく、初夏に始まり秋のブリーダーイベントで幕を閉じるのが、イベントシーズンの定番だった。しかし昨年の通販規制を機に、様相が一変。ショップイベントは増え、虫系イベントが爬虫類ショップで賑わい、さながら一年中イベント尽くし。昨夏のJRSでは客足がダウンするなど、出展側にも客側にもなんとなく嫌な予感がしていたが、今回の賑わいようときたら。さすがに5月開催には及ばないだろうが、冬開催にしてはかなりの線に行くんじゃないか?地の利もあるしね。
しかしモエギの状況、気になるよな… このまま、途絶えちゃったりしないよね?悪い噂が、現実のものとなりつつあるような。しかし、自分でどうにもできないことを心配していても仕方がない。まずは手元の個体を十分に立ち上げることが先決だ。
posted by 宮っ子 at 09:00| Comment(16) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月07日

東京レプタイルズワールド2014、冬の陣 〜 レポート!

今年一番の冷え込みとなった12月の週末、行ってきた。東レプでは初となる冬開催に、池袋が沸いた。さあ、今回も記憶が鮮明なうちに、レポートを!

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トウレプ1発目は、キボシイシガメ。サイテス改定の影響か、アダルトもベビーも、2倍くらいに値上がりしていた

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特大!メガ盛り!甲長40p近いビルマホシガメ。ホウシャガメよりデカいのでは?

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進撃の、スッポンシリーズ。インドシナオオスッポンさん

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シナスッポン。スッポンではシナが一番好きである 

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カントールマルスッポン。数匹見られた。これも、コガシラみたいにそのうち買えなくなるのかな

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スジオオニオイガメ。網から大きな顔を出す

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アメリカヤマガメシリーズ。甲が高いタイプの入荷だ

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クロムネヤマガメ。チェックしていたカメ友さんも

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日本で、おそらく初入荷。エクアドル産の、ネンリンヤマガメ!ルビダより高いらしい

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レア産地の、ミナミシロクチドロガメ。分布域は南側なのに、形態的には"キタ"だという

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毎回綺麗にレイアウトし、美しい飼育を提案するGEX社。クレステッドゲッコーかな?

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ヘラオヤモリかな?同社ブース

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エミスムツアシガメ。現地の食性が再現されている

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水棲カメ用の、新しい陸地。以上、GEX社シリーズでした

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ケンランフリンジアマガエル。これは美しい

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コンセントリックダイヤモンドバックテラピン。数匹いた

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ニホンイシガメ。ここしか見なかったような

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ピーターズモレニアガメ。鮮やかだ

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アズマヒキガエル。このボリューム感、ハコガメ好きには通じるものがある

〜続く
posted by 宮っ子 at 12:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする