2015年05月30日

2頭目は、"産ませた"。

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持ち腹でやってきたキレナイカリクガメのメスたち。1号はサッサと自力で産んでくれたが、2号が産まず。抱卵のためか餌も口にせず、動きがない状況が続いていた。

今回の大量入荷便の出元はみな同じく、現地動物園(エジプト?)。同じ環境で飼われていたなら産卵の時期も概ね一致するはずで、産卵の知らせがあちこちで同時多発している。でも、産まない… そのピークから2週間過ぎても、2号は一向に産まないのだ。
そろそろ、嫌な予感がしてきた。カメには、産卵に適した時期がある。しかし、輸出入で長い時間を産卵に不適切な環境に置かれた個体は機を逸してしまい、自力で産まなくなってしまうことがあるそうだ。事実、とある獣医さんから、以前某種のフルアダルトが大量入荷した年に多くのメスを診察し、そのまま看取ったと聞いている。

ということで、病院にて産卵促進ホルモンを注射。今回は効果がバッチリだったようで、ポコポコと産み落としてくれた。前回の鼻水治療もそうだが、治療は早めが肝心!最近はこの思い切りを、何よりも大切にしている。野生環境とは違うんだからヘンに自己流でやらずに、頼れるところは頼ろうとね。

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この卵。1個は割れてしまった
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2015年05月26日

これが、リクガメの白濁か? − キレナイカギリシャ

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産卵から1週間以上が過ぎた、キレーネの卵。白濁してるんだかしてないんだか分からずで、半ばほっぽり投げていた。しかし夕方、見てみると… おお?なんか明らかに白いの来てるぞ!?5個のうちの一つに、白い墨を垂らしたような白点ができていた。灯りに照らすと、その部分だけが陰になるのでわかる。

これは、来たか!過去にリクガメを産ませたのは、受験シーズンの99年のだけ。夏になって食欲の無くなったギリシャを埼玉の動物病院へ持っていったら、めでたくご懐妊だったんだよなあ。カルシウム不足の指摘を受け、投薬を続けた結果、2個は機を逸し産み落としたものの、6個のうち4個を、しっかり掘って産んだ。
でも、孵化の仕方が悪かったのかなあ… 3か月経っても何も変わらず、しびれを切らして最後の1個を割った。するとアヒルの赤ちゃんみたいな胚が、卵の中でトクン・トクン… 無知とはいえ、なんともやりきれない思いだった。

その後進学の都合もありハコガメに絞った結果、まともにリクガメを飼育するのは15年ぶり。今回のはホントにラッキーだ。でもリクガメの孵卵は一癖あるみたいだし、いかにラッキーとはいえその後の管理が悪くては、孵化するはずもない。
ということで、改善したのは湿度の可視化。砂とバーミキュライト混合だった床材に、湿り気が分かりやすい赤玉土の極小粒を混ぜ込んだ。これで乾燥気味かつ湿り気を絶やさぬまま、3か月… 夏の真ん中には、結果が出てくれるかな?

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赤玉土によって、明らかに湿り気がわかりやすくなった。ちょっと湿度蓄えてしまったが、蓋の開閉で調整しよう
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2015年05月24日

初動が、肝心。 〜 治療その3・持ち腹

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雌2のレントゲン。先のメスよりやや小ぶりなためか、卵は1つ少ない4つ


○抱卵中
鼻水だったり虫が出てきたり前途多難な飼育開始だが、今回最大のラッキー!メス個体が、抱卵していたのだ。久しぶりのリクガメ繁殖のうえに、キレーネがどういう持ち方をするのか、分からない。メキシコユカタンなんかも、北米亜種と全然違う卵を産むからね。よって、レントゲンを撮ってきた。

・結果 4つと5つ!
なんと雌2個体が、そろってご懐妊中!まん丸の卵が、レントゲンに写っていた。うち1個体は診察翌日に産卵、現在孵卵中。もう1頭は産卵待ち。

・有精卵か否か
リクガメの卵は白濁が分かりづらいと言われており、キレーネもよくわからない。今回のアダルト個体大量入荷は、現地動物園放出という触れ込みだ。なら飼育管理は間違いなく、屋外の雑多飼いだろう。既に交尾は済んでるだろうから、有精卵の可能性高し。焦らず、気長に待つことにしよう。
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2015年05月23日

初動が、肝心。 〜 治療その2・寄生虫

おぞましい出来事が・・・。最近買った某リクガメに、すごい寄生虫がいた。グロR18指定なので、閲覧は覚悟のある方のみお願いします。続きを読む
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2015年05月22日

初動が、肝心。 〜 治療その1・鼻水

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この度奇跡の大量入荷でやって来た、念願のキレーネギリシャ。来たばっかだったけど、すぐに動物病院へ持って行った。状態が良いとはいえ何かと不安があるし、絶対に落とせないから。先生とのやりとりを記録として、いろいろまとめておこう。こういうのって後で見返したとき、ものすごく大切な情報になってたりするからね。自分の知識の底上げにもなる。

○鼻水
今回の便は現地動物園放出という触れ込みで、元気のいい個体ばかり。だが見た感じ、半数くらいに鼻水が見られた。できれば、症状のない個体を選びたかった。でもいかに美麗なキレーネとはいえ、柄や甲羅の質感にはかなりの個体差がある。憧れの種だからこそ、本当に気に入った個体を選びたい!と個体優先で選んだ結果、ウチのも半数が鼻水ありという結果になってしまった。

・鼻水を垂らしている
輸入したてのギリシャでは、よくある症状とのこと。自然に治る場合もあるが、悪化して気管支炎→肺炎というのはよくあるコース。現状がどのステージかは、パッと見では分からない。よって、レントゲンで診断することになった。ちなみに、診療数が一番多いのはホルス、続いてギリシャ。種の中で割合として多いのは、ホシガメだという。

・結果 肺は良好。軽度の鼻炎
レントゲンの結果、肺はつぶれておらず、大きいまま。よって、肺炎ではない。軽度の鼻炎の段階だった。肺が健康であれば、甲の上部空間には広い肺の空間がある。

・病原体
病原体は、不明。ウイルスかもしれないし、細菌かもしれない。甲羅に穴を開けてチューブを挿し、体腔内部を接取して培養しない限り、確実な原因は分からない。ウイルス性なら空気感染あり。細菌性なら、空気感染はナシ。見た感じ、細菌っぽい。大事を取って、しばらくは個別管理とする。

・治療
初期症状なので、治療は容易。毎日の鼻炎薬の投与(目薬タイプ)と、数日おきの抗生物質錠剤の経口投与を行うことになった。1週間程度継続し、様子を見よう。症状のない個体は、治療なし。経過観察する。

〜 〜 〜

・経過
東レプの翌日、5月17日から自宅での治療開始。数日後には、ほとんど鼻水は見られなくなった。やっぱり初動が肝心だね。テキトーに判断しなくてよかった。ハコガメ歴は長くともリクガメについては初心者なんだから、知らないことはちゃんと指示を仰がないとね。
カメの購入費用って、イベントなんかだと値切りたくなるけど、その後に大きなお金がかかるかもしれないことを、実感させられた。

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口を開けて、抗生剤を強制投与。タブレットだから与えやすい

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天耳薬のタリビット。鼻に垂らし、吸い込ませる
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2015年05月19日

東レプ2015春、レポート!最終編

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メガボールさん。毎回いるよね

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巨大マタマタ!インパクトは凄まじい

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たった1頭だけの、ヒラセガメ。去年の夏くらいまではけっこういたのに…

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ペルーデザートテュー。「マニアックでしょ?」と、店主さん

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よく太った、パーソンカメレオン

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パウダーブルー・グリーンパイソン。美しい

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レッドイグアナ。成体を連れてる人も見かけた

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これ、好きなんだよな!ヨーロッパヌマガメ。フルアダルトの見事すぎる個体。今、かなり貴重だ

〜所感〜

○2会場で、だいぶ広々
開催場所は例年の池袋サンシャインシティだが、今回は向かいの部屋も開放しての、初の2部屋体制。出展ブースが増えてきたからかな?去年なんかはけっこう狭い通路も多かったけど、今回は広々として、余裕を持って見て回ることができた。

○アジアの種が・・・
最近、まわりでアジアの種類に注目する人が増えてきた。でもそれと反比例して、いない!かつて大量に出回っていた種類が、軒並みいない。トゲヤマはいないし、ジャノメもいない。ヒラセもスペングラーもごく少数、シロアゴも1ペアだけだったかな。久しぶりにまともにモエギを見られたのはよかったけど、値段がとんでもないことになってたな…

○キレーネギリシャ
幻だったキレーネが直前に大量入荷したため、あちこちで多くの個体が見られた。みなフルアダルトの、見事な完成系ばかり。状態も良くシャキッとしていて、歩き回ってもしゃもしゃ餌を食べるものばかり。ギリシャって亜種の差なのか個体差なのかバリエーションが広いけど、この亜種は一目瞭然だね。タイプが安定してる。それでも模様の入り方、甲の質感はけっこうな差があって、自分がどういうタイプが好みなのか、見比べるよい機会になった。

雨に見舞われたためか例年ほど初動は早くなかったが、それでもすごい人!時期も場所もいいし、始終大賑わいだった。通販規制やイベント乱発といった不安要素もあったけど、春東レプは磐石だね。JRSと違って、すぐ近場で腹ごしらえできるのも東レプのメリット。次は夏レプかあ。2ヵ月半後、どのような出逢いが待っているかな?もう増やせないと言いつつ、なんだかんだで生体を増やしてしまうんだよな(笑)
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2015年05月18日

神のタイミング。キレーネ、産卵!

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産まれたばかりの卵。丸っこくて固い


先日手に入れたばかりのキレーネだが… 神のタイミング。持ち腹で、産卵した。

あるかなとは、思ってた。リビア産といっても、北部の温帯域のカメ。それに現地動物園のストック個体という触れ込みだし、それがホントなら、まず屋外で無加温飼育だろう。ならこの季節、十分にあるのでは?
丹念に探ると、確かにあった!カツンという感触が。ミズガメに比べて分かりにくいけど、たしかにその感触がある。リクガメの産卵は16年ぶりなので、勝手が分からない。なので動物病院にて、レントゲンで個数を確認。その翌日、順調に産卵が行われた。

ああ、嬉しいねえ… 20年待ちわびた種類が再入荷というだけでも嬉しいのに、さっそく繁殖の喜びを味わえるなんて。直前まで現地にいたんだから、卵の発育はいいはずだ。輸送のショックで産卵が難儀することも考えられたが、恙なく済んでほっと安心。急きょ、キレーネ用の孵化ケースを用意した。リクガメがうまいカメ友さんの孵化設備を参考に、用土は乾燥気味で。うまく行けば3か月後、紛うことなきリアルキレーネのCBが拝めることだろう。ほんと、ラッキーだ!

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レントゲン写真


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卵は、園芸用砂とバーミキュライトのミックスで管理。左には比較用として、トウブの卵を並べてみた。長さはトウブが上回るが、重さでは明らかにキレーネに軍配
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2015年05月17日

東京レプタイルズワールド2015春、レポート! 〜その2

さあ行ってきた東レプ2015春。続編を!

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ギリシャリクガメ。基本形だね

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かぁっこいい!シロアゴヤマガメ。カメ友さんがガチで検討していた

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色変の、ミナミイシガメ。最初、アンナンガメかと思った

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大あくびをする、オオアタマヘビクビガメ

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最近、初上陸!メソポタミアトゲオアガマ

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ミスジハコガメ!けっこういい車が新車で買える

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進撃の奇蟲シリーズ!石垣島産カタツムリ。本土とは種類が違うんだろうね

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オオゲジ。でかい… けっこういい値段がついていた

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ペルビアンオオムカデ。デカいというか、太い!

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ヤエヤマサワガニ。本土のとはボリューム感が違う

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コガタノゲンゴロウ。ちゃんとゲンゴロウゲンゴロウしていた。欲しかったなあ

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動き回っているのは、オーストラリア産ミジンコ!…ミジンコに値がつくって、マニアック過ぎ(笑)

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外で、小休止

〜 最終編へ続く
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2015年05月16日

東レプ2015春、渾身のレポート! その1

さあ、今年のイベントシーズン開幕だ!第1弾はお馴染み、東京レプタイルズワールド。今年で5周年を迎え、JRSに迫る1大イベントへと成長した。雨天が予想された今年は、どうなるか?

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さあ開幕だ!晴天の年よりは初動が遅いが、開幕と同時に雨は止んだ

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数か月前に入荷ラッシュのあった、ハーレラドロガメ。ものすごい存在感

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メキシコヤマガメ。前足の衝撃的なレッド

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かわいらしい、ヨツメイシガメ。ヨツメはけっこういたけど、ジャノメはゼロだった

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勝手に殖える?と銘打つヤモリ。美しすぎる、コバルトブルーゲッコー

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ヒラセガメ、亜生体。高くはなかったけど、1頭しかいなかったな

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形、色共に美しいホシガメ

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フゴゴゴ… 会場でも大胆に迫る、ナミビアヒョウモン。

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おおお、モエギが再来!たった1店だけ見られた。しかも複数入荷。でもとんでもなく高くなってた

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ヨーロッパヌマガメ、フルアダルト。あまり注目されないが、すごく好きなカメ。もうほとんど入って来てないそうだ

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虫屋さんのはずが、近年レアな中南米系カメにやたらと強い、東京のお店。クロムネヤマガメが大量に

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立派なビルマホシガメ、フルアダルト。けっこうな数がいた

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今年はレイアウトコンテスト。すごい情熱だ

〜 続く
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2015年05月15日

憧れの再来 − 最終編

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oldマニアにはキレーネというより、20年前の"テレストリス"。


それが、数日前のことである。何気なくネットを見ていたら、ふと目に飛び込んできた"キレナイカギリシャ"。キレ…ナ…イカ…? えっ? ええっ!?!? ええーーーーーーーっ!?!?!?!?
間違いない!かつて憧れた、キレーネだ!まさに記憶そのものの、キレーネリクガメ。見事な個体たちが、驚きの入荷を果たしていた。奇跡だった。信じられなかった。しかも見渡せば、そこかしこに大量入荷。いてもたってもいられず、東京行きの電車へ飛び乗った。迷いはなく、その場で即断。かくして20年来の夢はついに、現実のものとなった。

   〜   〜   〜

もう、出遭えないと思ってた。だって10年も、まともに見てないんだから。どうやら今回の入荷は、相当特別なものらしい。もともとは商業ルートではない、現地動物園の放出品。だからどの個体もシャキッとしてるし、店主曰く「こんな着状態はそうそうない」。背甲のマーキングも、園で管理されていた証だろう。動物園は、我々マニアではない。価値観も、目的も違う。よって時として、信じられないようなミラクルが起こるのだ。

この世界では幻の激レア種でも、突如として大量入荷を果たすことが稀にあり、一時的に有り難みが薄れてしまう。でもこれは、本当にスペシャルな入荷だ。これを逃したら、本当に来ないと思う。2012年、モエギがサイテスT提議され全国的な品薄となる中、ろくに出回ったことすらないラオスとカンボジアが驚天動地の大量入荷を果たした、「モエギクリスマス」の再来だ。

20年来の憧れに再会できるなんて、夢にも思わなかった。1度は諦めたリクガメの飼育だが、こいつらなら心血を注ぎたいと思える。ありがとう、キレーネ!久々のリクガメ飼育者、1年生。これから、さらに早起きしなきゃならないな。

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オス個体。ギリシャなのに、このフレアー!カッコよすぎる…
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2015年05月14日

憧れの再来 − その2

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次に奴らに出会ったのは、10年後。働き始め金銭的に余裕も出て、改めてこの世界に踏み入れた2005年ごろだった。テレストリスが突如として、日本に衝撃の入荷を果たした。その名を、「キレーネリクガメ」と改めて。

憧れとの再会に、狂喜した。HPを見るやいてもたってもいられず、すぐさま電車に飛び乗った。美しかった。10年前に熱帯魚屋の片隅で覚えた興奮が、昨日のことのように蘇ってきた。しかし残酷な現実が、青年の情熱を思い留まらせた。久方ぶりに再会した「キレーネ」は、桁をひとつ上げていた。多少経済的に余裕が出たとはいえ、まだまだ卒業して1年目。1頭で6桁のカメ、それをペアで揃えるのはあまりに重過ぎる。よって泣く泣く購入を諦め、次の機会に託すことにした。

しかし程なく、キレーネは市場から姿を消した。供給ルートが、絶たれたのだろう。よく売られていた種であっても、ある時を境に全く見られなくなるというのはこの世界ではよくあることで、「あの時買っておけば…」と悔やみきれない思いをしたのは、1度や2度ではすまされない。
それから、来なかった。5年たっても、10年たっても、キレーネは来なかった。厳密には時おりその名のワイルド入荷は見られたものの、かつてのイメージからはほど遠いものばかり。"キレーネCB"と銘打つ入荷もあった。しかし、幼体時点での判別は難しい。これからどう育つか分からないCB個体に賭ける勇気はなく、少年時代の憧れは、憧れのまま終わるかに思われた−

〜 続く
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2015年05月13日

憧れの再来 − その1

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90年代中盤、町の熱帯魚ショップでとても綺麗なカメを目にした。その名を、テレストリスギリシャ。おなじみギリシャリクガメの1亜種とされるが、黄色味の強い甲、縦にこんもりとしたボリューム感、墨汁を垂らしたような斑模様− 多くの亜種を抱えながら差異が曖昧で混沌とするギリシャコンプレックスの中にあって、この美麗種だけは一際大きな存在感を放っていた。まだこの世界に足を踏み入れたばかりで全てが新発見だった宮っ子にも、その美しさは衝撃的だった。当時発刊された「爬虫類・両生類BIBLEU」や「世界のカメ」にも記載があるため、昔からの飼育者にはその姿を知る人も多いのではないだろうか。

今からすれば、決して高価ではなかった。ギリシャのよく見るタイプを気持ち上回る程度で、栃木の熱帯魚屋でも見られるくらいだから、相当な数が入っていたのだろう。だが相場より10円安いジュースの自販機にすら狂喜する中学生にはとても手を出せる代物ではなく、硝子の向こうの憧れは幾度か通ううちに、いつの間にか姿を消した。

〜 続く
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2015年05月11日

アジアン、来たぞ!

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GWには真夏が訪れかけたけど、ここにきて本来の気温に戻ったかな?夜はかなり冷え込んで、室内でも1枚羽織たくなるくらい。そんな中、アジアン勢に動きが。ジャノメが、抱卵した。

緯度的には亜熱帯だけど、なにやら暑さに弱そうなこの種類。たしかに同じ10度台でも明らかにカントンやミスジより活発で、ちゃんと餌も消化してくれている。なんというか、ミヤマクワガタタイプかな… 暑さを避け、冷涼な気候を好む的な。そうだとしたらまだ今の時期はよくても、日差しの強くなるころには一段上の暑熱対策をせねばなるまい。

アメハコもちらほら、抱卵する個体が出てきた。来月には産卵ラッシュとなりそうだ。
posted by 宮っ子 at 23:19| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャノメイシガメの煌めき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月09日

喰うなよ、もう!!

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右脇の白いのが、卵。発見した時にはすでに手遅れ


2か月以上自力で産まず、産卵促進剤にもピクリともしなかったユカタン♀。先日、4個のうち3つを産み落とし、残り1つを注意深く待っていたところだが… 朝、割れた卵をケージ内で発見。やはり産み落とした挙句、どうやら食卵したらしい。

せっかく持ったんだから、産むだけ産んでくれよ… 他の個体はすべて、ちゃんと穴を掘って産んでるのに。一番実績があるチミが産まなきゃ、始まらないんだよ。もともと抱卵数が少ないユカタン、せっかく4個も持って大金星!…と思ったら、これだからなあ。

これだけ延ばしに延ばして産み落とし、次のクラッチがあった試しはない。不覚は、昨年秋の抱卵だ。まさかこの時期に持つはずがないと、チェックを怠ってしまった。「毎年こうだから」じゃ、ダメだな。あらゆる可能性を、考慮しないと。
この個体はおそらく今シーズン無理として、希望があるのは、3月に産まれた卵。今のところ、順調だ。最後の死籠りが最後の難関だが、3年連続、成功してくれるだろうか…
posted by 宮っ子 at 19:31| Comment(2) | TrackBack(0) | ユカタンハコガメの閃き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月06日

犯人、特定。

先ほど何気なくケージを覗くと… メスガメたちのエリアに、何やら白いものが落ちているではないか。ああ、やっぱこれだよ… 間違いない。潰されたユカタンの卵だ。容疑者は、特定できている。続きを読む
posted by 宮っ子 at 10:30| Comment(8) | TrackBack(0) | ユカタンハコガメの閃き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月01日

屋外設備、本格始動。

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いよいよ5月!ここ1週間ほどで、一気に暑くなってきた。街を歩けば日中はTシャツ姿がそこかしこ、この陽気にカメたちも本格始動だ。温帯チームも亜熱帯チームも餌をバクバク、気持ちいいほどの食欲を見せてくれる。

今日は朝から、飼育場の模様替え。冬の間ほっぱらかしておいたけど、掃除して活動期モードに。今年は早めから、暑熱対策も万全に。5月の太陽光は強いので、光が当たりすぎると夏前でもバテてしまうからな。

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アジアン、スイスイ〜。今年はジャノメと一緒にしよう

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エサくれ!ジャノメ。エビにつられてやってきた。かなり慣れている
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