2015年10月29日

そうだ、病院へ行こう。

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黒い四角形の部分が、肺。白い部分が肉。痩せてしまって、肉の部分が追いやられてるのが分かる

実は最近、キレーネを立て続けに病院へ連れて行った。明らかに元気がなかったから。どうやらハコガメと同じ感覚で飼ってたのが、原因だったようだ。

…思えば夏場は、手を抜いていた。草食性のリクガメなのに、雑食ハコガメと同じような週2、3回のお気楽給餌。ある時妙に痩せているのに気が付いて、すぐに病院へ持っていった。症状は、かなり進んだ痩せ状態。草食性だからいっぱい食べなきゃいけないのに、マメな給餌や水分補給ができていなかった。血液検査をしてみて、細かいことがわかった。そして対応するために、不足しているビタミンやミネラルの注射を打ってもらった。

それで思ったこと。ヤバいと思ったら、素直に動物病院へ連れて行くべきだ。飼育歴が長くなればなるほど、「経験やカンで何とかなる」と思ってしまいがち。でもそんな素人療法がカンタンに成り立つなら、医学なんて必要ないよな。病院へ連れて行くとお金もかかる。手間も、時間もかかる。だからあたかも安価な裏ワザみたいのが存在するような気がしてしまうけど、そんなのあったら苦労しないわな。
相手は獣医学のプロなんだから、知らないことは素直に教えを乞う姿勢が必要だ。意固地になって自分で治そうと粘るより、ヤバいラインを早期に見極める力の方が大切じゃないかな?その先は、プロフェッショナルに任せればいい。

1頭目の入院者は数週間の入院後、びっくりするほどシャキッとして帰ってきた。2頭目は、1頭目より早期に駆け込んだので、より回復の可能性が高いそうだ。無理に粘らなくて本当によかった。春の入荷ラッシュに沸いたキレーネだが、生き残ってるのはあまり多くないっぽい。手元の個体は、なんとしても生き延びさせたいものだが。
posted by 宮っ子 at 22:07| Comment(16) | TrackBack(0) | キレーネギリシャの導き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月27日

秋も、深まって− 温帯トウブ編

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こちらも冬を迎えた、トウブたち。明るいうちは気温が上がるのでまだ食べるが、朝方や夜はさすがに鈍い。そりゃそうだよなあ、人間もすっかり秋仕様だもの。

繁殖は、冬眠明けから間もなく始まる。今までは冬眠明けの食事にボリュームを持たせていたけど、今期は冬眠前に栄養を蓄えさせてみようと思う。いつもは配合と果物のミックスばかりだけど、この秋はジャイミルやひき肉を集中的に与えてみた。いま蓄えておけば、シーズンインのスタートダッシュにも弾みが付くのでは?という考えだ。

一日一日、着実に寒くなっていく。完全餌切りまで、もう間近だ。

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トウブとミツユビのメスたち。間もなくの冬を待つ
posted by 宮っ子 at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | トウブハコガメの慄き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月25日

そろそろ餌もストップ。

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最低気温が10度を切り出した。日中はそれなりに気温が上がるものの、夜が冷えるからそろそろ給餌はストップかな。

それでも食べてるのが、アジアン勢。今朝はカントンがよく食べていた。日本の本土よりだいぶ南に分布するけど、やや高めの標高の地にいるという情報もあり、そこそこの耐寒性はある模様。冬には毎朝のように霜柱が立つくらいだからガチ冬眠はさせられないが、その前の低温は、しっかりと刺激になってくれているみたい。

11月も中旬になると霜が降りだすので、その前には取り込む予定。あとはリビングや玄関らへんを、気温の低下に合わせて移動していく。今年は夏の終わりが早かったから、その辺をどう調節するかが課題だな。

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冷え込みに刺激されたのか、久々に来る。雄汁、ブシャー!
posted by 宮っ子 at 22:29| Comment(4) | TrackBack(0) | カントンクサガメの轟き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月18日

2年ぶり!ぶりくら2015、出展&レポート!

さあ行ってきた!神戸ぶりくら2015。2013に初参加したが2014はまさかの大ポシャで、出展できず。気合を入れ直したおかげか、今年はようやく出展に漕ぎ着けることができた。夜行バスで降り立ったのは、「祭りの後」状態な、土曜明けの三宮繁華街。しかし南のサンボ―ホールでは、また別の"祭り"が行われているのだ。以下、レポート!

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9時過ぎ時点での、入り口付近。すごい!もうこんなに並んでる

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宮のブース。前よりポップになったか?新聞紙をブースサイズに切り取って展示のリハーサルをしたので、前よりはだいぶ有効に使えた…と思う

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お隣になった、カメ道さんのカザフスタンホルスと、ヒガシヘルマン。宮も春にリクガメデビューしたばっかなので、野草などいろいろ教えてもらった。やっぱその道専門でやってるマニア氏は違うね

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今回のお隣、半ブースを共有となったのは奇蟲類に特化したatlach;nachaさん。タランチュラって、こんなにきれいに"脱ぐ"んだ… って、魅入ってしまった

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写真映えがするのはコレ!と、開けてもらったタランチュラ。熱い方が多数おられた

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南関東亀連合ブースにて。今年のアタリ、かめぞー氏のニホンイシガメ

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同ブース。これかなりすごいぞ?アカスジヤマガメで一番好きだ。メキシコアカスジヤマガメ。特徴がめちゃ出ている

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コノハカメレオンCB。こんなのまで出てるんだ… ものすごく興味があるけど、トビムシとかまで養殖できる自信がないので手が出ない。

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ケージの展示もあった。排水が容易そうな、爬虫類専門ケージ。

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初出店、e.h商会さん。イベントなのに驚くほどナチュラルで洗練された展示。しかもリクガメめちゃ綺麗だし元気そう。

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同ブースにて、インドホシガメ。目の張りが違った

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2階入り口、Bird farm hinaさん。スパイニーカメレオン。カメレオンって、トカゲの中でも一番神経使うと思うけど、着実に殖やされているんだね。


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同ブース、ベルセオレガメ。20年以上前から来てるけど、ほとんど繁殖例を聞かない

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さらに同ブース。パンケーキも出てるんだ… 宮は3年前にチャレンジしたけど冬冬眠しない間に葉野菜を給餌するのが辛くて、諦めて手放してしまった。

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数年前に衝撃の入荷を果たしたトーマストゲオアガマが、しっかりと血を繋いでいる。隣は、サバクトゲオアガマ。それぞれのジャンルに、熱いマニア氏がいらっしゃるんだね

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一般閉場後、参加者片づけタイム。ホタルノヒカリ、マドノユキ…

 
○所感

・入場者数
自分のブースに精いっぱいで聞き逃してたかもだけど、来場者数2000人を超えたそうな。すごい!数年前まで1000人くらいじゃなかったか?凄まじい右肩上がりの勢いを感じる。

・宮のブース
ぶりくらは、2年ぶり。たねくらから数えると1年半ぶりだけど、覚えていてくださった方多数。名刺を差し出すと、「ブログ見てます」と言っていただいた方が多かったのは嬉しかった。書くことは好きなので、今後もいろいろ発信していきますよ。お求めいただいた方、お話しした方、ありがとうございました!

・全体的に
今回、初の2フロアを使用しての開催。以前より大幅にスペース的余裕が出たので、一見お客さんは少なそうに見えてしまったが、スペースが広いことによる見た目の問題のようだ。だって史上最高の、2000人越えなんだから。ジャンルも幅広いし、生体のレベルもすごく高い。客としては東京方面のイベントに毎回見に行ってるけど、すごい勢いを感じた。
出展者として出るとまた違う視点で、刺激を得る。あと1か月後、東京はどうなるのだろう?今から楽しみだ!

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さらば、神戸・三宮。駅ホームの待ち時間
posted by 宮っ子 at 16:59| Comment(16) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月13日

過去のトウブ

過去の写真を整理していた。最近はアジア系にも力を入れてるけど、20年来の主役はやっぱりアメハコだ。
これはちょうど10年前の、懐かしい写真。宮がアメハコにハマるきっかけとなった、ワイルドのメス個体だ。サイテス入りでアメハコ全体が高騰し、手の届く存在ではなくなってしまった90年代後半− 北関東のある地方都市に、専門誌を片手に全国の爬虫類ショップへ鬼のように電話する、硬派な男子高校の生徒がいたそうな。当時はまだ、ネットの「ネ」の字がようやく芽を見せ始めた頃。ウチのあたりじゃようやくピッチが拡がりだしたくらいで、"いんたーねっと"などというハイカラツールにかぶれた奴は、学年でも数えるほどしかいなかった。

暴発する電話代、忽然と姿を消す"62円"切手。今となっちゃ無料定額制が当たり前の通信も、使えば使うだけお金が掛かる時代だった。ブチ切れる親をなだめすかし根気よくかけ続け、手の届く範囲で売ってくれるショップをようやく見つけた。

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もらったばかりのお年玉をフルにつぎ込んで来たのが、コレ。驚いたな… メールなんてほとんど普及してなかったから、簡単に電話で特徴を聞いただけ。それでこんなのが来たんだから、狂喜乱舞したもんだ。当時はクサガメくらいしか殖やしてなかったけど、運よく2年目からこのトウブも殖えてくれた。

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そいつの初めての子が、上だ。タイガーパターンの親を、親以上に受け継いでくれた。残念ながら宮が至らずこの個体は亡くしてしまったが、兄弟がいまでも生きている。それが、"オレンジの迷宮"。見事に同じ模様のパターンで、今は亡き始祖を思い出させてくれる。

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現在の主力の種親、"オレンジの迷宮"。懐かしい始祖の血を受け継ぎ、絶対に途絶えさせられない。
posted by 宮っ子 at 22:20| Comment(2) | TrackBack(0) | トウブハコガメの慄き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月08日

カムバック、ぶりくら。2015の出展種

初めて参加したブリーダーイベントが、2013神戸ぶりくら。いよいよあと10日だ!昨2014年は絶不調によりイベント出展は断念したが、今年は2年ぶりに出展できるぞ。夜行バスの予約も取った。今年の出展種は、以下!いくぜ、2年越しのぶりくら!

○ミツユビハコガメ
今年のベビーは、2系統。1/4だけ血縁関係がある。

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系統1 : 隻眼の紅吹雪♂ × 下野の女カメ番長♀ 地味っちゃあ地味。でもプレーンでいちばん「らしい」個体。ちなみにこの血統の成長した姿が、これ。意外と綺麗でしょ?

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系統2 : 妖怪・口裂け♂ × 戦慄の重戦車♀ 大きなブロッチ模様が出るのが特徴。

○トウブハコガメ
種親はオス2、メス3なので3系統。全く血縁のないベビーがいる。

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系統1 : アメリカン・イーグル♂ × オレンジの迷宮♀ メス親の地色が明るいので、オスよりもメスの特徴が出ている。

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系統2 : アメリカン・イーグル♂ × ルビーアイ・スナイパー♀ メス親、オス親共に黒を基調としてメリハリのある柄なので、子もそれを受け継ぐ。オスメスともに強い黄色の出方。

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系統3 : 鬼蜘蛛 × Yellow!Yellow!Yellow!♀
 
黄色×黄色がどギツい組み合わせ。3系統で一番黄色味が濃いが、メスが小さいので一番少なかった

○フロリダハコガメ
今年は2頭が産んだけど、孵ったのは従来からの1頭からだけだった。

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系統1 マイアミの稲妻♂ × 菊花残光♀

○ミスジハコガメ(参考…かな?)
初めての2013以来、連続3回目の繁殖。産卵数が少ない代わりに、孵化率と生存率はパーフェクトだった。

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東方神"亀" × 楊"亀"妃
ともに中国(広東・福建省)系の親。産まれたては地味だけど、成長すると紅くなってくる。

○ジャノメイシガメ
今年初繁殖!ミスジ以上の美しさ。

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"蛇(ジャ)"・グレートカブキ♂ × "亜細亜の純真"♀2

今年、初繁殖。立体行動が巧みで、見ていて面白いカメだ

〜 〜 〜

○宮のこだわり
カメ歴(22年目!)も長いので、こだわるトコはこだわりたい!もともとアメハコにかかりっきりだったので、そっち系にはとにかく熱いぞ、宮っ子は。以下をモットーに、出展します。

・全頭、しっかり餌付いています
・全頭、選び抜いたコダワリの種親です
・全頭、両親を写真展示します(とんぶりには、一部親も持っていきます)
posted by 宮っ子 at 21:57| Comment(14) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月06日

ぶりくら出展種。2015のベビー3 〜 ジャノメイシガメ

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今年初繁殖したのがジャノメ。ベビーは順調に生育している。

8月からの冷え込みは急激だったが、アジアン勢には天の助けだった模様。奴ら緯度的には亜熱帯でも平地にはいないのか、涼しいとこを好む種が多いから。ジャノメはその筆頭、モエギなんかも似たような感じかな。
秋の訪れとともに孵ったベビーは、すくすく成長している。奴ら泳ぎが上手そうなので、水深は深め。でもちゃんとした陸場も欲しそうだから、浮石タイプの陸地を選んだ。立体行動が巧みなジャノメ、しっかりと陸場によじ登り、体を乾かす姿が見られるよ。
posted by 宮っ子 at 22:15| Comment(6) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月03日

生きられなかった者たち−

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風変わりな色合いで、気に入っていた個体。昨日亡くなってしまった


ようやく「いつも通り」の成果が出せたアメハコ勢だが… 元気に育っている子の裏で、亡くなってしまった子もいる。

餌を食べないのだ。初めから配合を食べない者には肉片、ワーム、ミミズ、ダンゴムシ… いろいろ試す。強制給餌もする。でも一向に餌を口にせずに、数週間で亡くなってしまう者は毎年出てくる。堪えるよなあ、これ… 他の個体は餌を奪い合ってるのに、隅の方で目をつむってじっとしていて。この環境で元気バンバンにしてる個体もいっぱいいるんだから、環境設定が悪いとも思えない。

生物というのは同じ親から産まれた子でも、いろんなところで個性を持つようにできている。性格だったり、形であったり、嗜好だったり。子が皆同じ性質だと、環境が変わった時に誰も順応できずに、全滅してしまう可能性があるからだ。だから生物は同種であっても同腹であってもあらゆる点で、ちょっとずつ個性を持つようにできている。でもそれが、悪い方に働くことも少なくない。次に環境が変わる時、どうなるか全く予想がつかないからだ。
本来は湿性陸地に適応した、トウブ。あるクラッチで、リクガメみたいに乾燥に適した子が出てきた場合どうなるか?気候変化で砂漠になれば一族は末代まで繁栄するが、沼になってしまったら身も蓋もない。でも次にどうなるか分からないから、乾燥に強い子も水棲に適した子も、出るようになってるわけだ。かなり極端な例えだけど。

 〜  〜  〜

だから餌への順応性や嗜好にも、必然として差はあるんだろうなあ… 湿性化すればミミズやナメクジで賑わうし、乾燥化すれば甲虫類が幅を利かせる。亡くなってしまう子が出るのも、そうした餌の事情に適応するためだ… と無理やり自分を納得させてみるけど、うーん。できれば死なせたくないものだよなあ。
posted by 宮っ子 at 22:16| Comment(2) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月01日

ぶりくら出展種。2015のベビー2 〜 トウブハコガメ

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今年は3年ぶりに、トウブがまともに孵った年だった。3年か… 長かった。"フツーの種類"だから、"フツーにやれば"、"フツーの結果"が得られるもんだと思ってた。でもここ数年、身の回りの環境の変化やらについて行けていなかった。おかげで3年間も、マトモな孵化がなく。いろいろ見直した結果、ようやく"フツーの結果"が得られたのが2015年だ。

これは今年のベビー。2頭のオス×3頭のメスから、しっかりと子供が取れている。血統が違うと表現型も違って、ひとつ孵化する度にワクワクしてしまうよ。ハッチからしばらく成長し、もう心配はない感じ。

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宮の経験的に、黄色と黒のメリハリが出るのは左。
艶やかで明るい甲羅になるのは右。
posted by 宮っ子 at 21:53| Comment(2) | TrackBack(0) | トウブハコガメの慄き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする