2015年11月22日

野毛山動物園へ行ってきた− 2015年11月

この3連休初日は、横浜へ行ってきた。目的は、野毛山動物園爬虫類館!様々な爬虫類の繁殖を手掛ける、市営の凄腕施設だ。SCAPARAで飼育員・桐生氏によるホウシャガメ繁殖の講演を聞いて感銘を受け、定期的に訪れては刺激を受けている。この度は、ヘサキリクガメの産卵があったそうじゃないか。リュウキュウヤマガメの成長具合も気になる!ということで、電車に乗り込んだ。

1511210015.JPG

いきなりのリュウキュウヤマガメ。縦に厚い!すごいボリューミー。スペングラーとはまるで違う

1511210010.JPG

水に浸かるのは好きなようだ。何頭も水中にいた

1511210018.JPG

同・リュウキュウヤマガメの飼育場全景。原生林の沢の周辺をイメージしているようだ。林床らしく、土と小枝や腐葉土のよう

1511210025.JPG

ニシアフリカコビトワニ。小さいばかりか、顔も幼くてかわいい!これなら一般家庭でも飼えるかも… とか思ってしまう

1511210030.JPG

ヨウスコウワニ。あれっ、いつもは別々だったのに同居してる!ケンカするので、同居に慣らすのに苦労しているそうだ

1511210023.JPG

"蒼い彗星"アオホソオオトカゲ。以前、本気で飼育を考えたことがある。いつも隅っこにいるけど、今回は表に出てきていた貴重なショット

1511210021.JPG

お馴染み、グリーンイグアナ。背景も単にアマゾン熱帯林というだけでなく、樹冠をイメージしているようだ。熱帯雨林といっても、高さによって環境は全然違う。その層がしっかりと意識されている。

1511210029.JPG

とてもきれいに育っている、ホウシャガメCB。これで2009年物?ゆっくり育てられているんだね

1511210031.JPG

ホシガメ。半水棲かと思うくらい、水場が好きなようだ。交尾行動をするものも

1511210044.JPG

クモノスベビー!お昼寝中か

1511210027.JPG

親クモノス。しっかり血を繋いでいる

1511210036.JPG

行動がめっちゃ面白い!インドセタカガメ。

1511210033.JPG

写真中央下の隅っこに、3頭集まっている。こんなに小さいのに、1m近い水底にいる。上下左右、非常に泳ぎが巧みで機敏だ

1511210047.JPG

2014初繁殖、リュウキュウヤマガメのベビー。2月よりかなり大きくなっていた

1511210046.JPG

インドガビアル。お腹パンパンで、とても状態が良さそうだ

○所感
3連休とあって、いつにも増して若いファミリーでごった返していた。あちこちで轟く奇声に初めは驚くが、すぐに慣れる(笑)
今回は飼育設備をじっくり観察してきた。一口に森林と言っても枝葉の堆積する薄暗い林床であったり、トップのもこもこした樹冠であったり。また湿性林であったり乾いた林であったりと、細かな環境設定がなされていることが分かる。
趣味人ってだいたい、得意のジャンルがある。ヘビ、トカゲ、カメ、カエル… これだけでも全然違うのに、カメの中だっていろんなグループがある。それをジャンルの垣根を越えて幅広く手掛けて、しかも結果を出してるのが凄いよな。ホンモノの技術というのは、こういうことを言うんだろう。

ヘサキリクガメの卵は産まれたばかりで、9か月くらいはかかるだろうとのこと。これもまた、楽しみだ!クモノス、ホウシャと来てるんだから同じマダガスカルのヘサキもきっとやってくれるはず。来年の野毛山が、また一つ楽しみになった。
posted by 宮っ子 at 13:05| Comment(6) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月16日

とんぶり2015、レポート! 〜浅草帰還

さあ行ってきたぞ浅草とんぶり2015!今年は蒲田からカムバックし、2年ぶりの浅草。これぞとんぶり!ここ数年で行き始めた宮には、浅草でないとしっくりこない。
しかしただでさえ電車を見誤った上に、焦りすぎたせいでプチ迷い。無駄に時間を過ごして、開場5分前にブースへ滑り込んだ。外はいささか寒いはずなのに重い荷物抱えて猛ダッシュしたせいで汗だくだく、テンパってるわで何が何だか分からない幕開けを迎えてしまった。
さあ、気を取り直して今年のレポートを!

1511150010.JPG

ニジイロクワガタ。20年くらい前は植物防疫法やらで、外国産クワガタカブトは一切飼えなかった。幻が現実にとはこのこと

1511150011.JPG

国産オオクワ。産地まで明確にタイプ分けされていた。宮が子供の頃は高嶺の花で、小学生には絶対に手の届かない憧れだったよな。これだけ普及するのは凄いと思う

1511150013.JPG

今回は虫に目が行った。きれいな昆虫標本を出されていたブース。バイオリンムシ

1511150014.JPG

イトトンボの仲間かな?光沢が鮮やかだった

1511150017.JPG

痛くないのかな?に、「大丈夫ですよ。」ムラサキウニみたいな感じで、意外と触れたハリネズミ。

1511150020.JPG

これが見たかった!メキシコハコガメ。若い個体や♀はミツユビに瓜二つだが、質感やいろんなバランスが違うんだよなあ… 雄になればとんでもなく化ける

1511150026.JPG

キイロドロガメ。フィギュアのようなかわいらしさ

1511150041.JPG

ものすごく模様の出たミツユビ。どう化けるか分からないから、結果が欲しい人には近道だと思う

1511150027.JPG

今年はメダカの品種に力を入れているそうな…?

1511150030.JPG

毎回見てるのに撮りたくなる、ボリューム満点のチュウゴクセマル。「いやあちょっと、写真だけは…」(笑)

1511150035.JPG

数年前のクリーパーで惜しげもなく繁殖技術を公開された、きむら氏のフロリダドロガメ

1511150048.JPG

ピンク系品種の蛇にこだわったブース。なにこれ!かわいい!女子力高すぎる!

1511150043.JPG

こちらもピンク。すごいこだわりようとインパクト

1511150046.JPG

まるで、バレンタインのストロベリーフェア。こういう魅せ方があったのか…

1511150038.JPG

今年初繁殖したという、インドホシガメ。自作のシェルターの上で記念撮影

1511150049.JPG

今年はキレイなミツユビをたくさん見かけた。大きくなって模様が出てきてるというのもあるけど、正直、ウチのよりよっぽど…(笑)

1511150068.JPG

お隣のブース、マルギナータのプロフェッショナル。おととしから今年のベビーまで、ものすごくキレイに育ってた。水棲昆虫トークにも花が咲く

1511150051.JPG

恒例、クリーパー安川氏やビバリウムガイド富水氏のトークショー。

1511150075.JPG

片づけが済んだので、打ち上げまでのしばしの間、浅草の街観光へ。

1511150083.JPG

外人さん風のマネキンに甚平、謎のハチマキ。日本人には怪しすぎるけど、外人さんには受けるんだろうなあ…

1511150085.JPG

忍者参上!買う人、いるのか?(笑)

1511150087.JPG

夕暮れの雷門。Tシャツ一枚で涼んでいたのは私です

○所感

・15年目のメモリアル
2001に発足し、なんと15年目!法改正も目まぐるしい中、よくぞここまで続いてきたものだ。これだけの出展者をまとめるのって、並大抵の仕事ではない。正直、身を削ったボランティアに近いものがあるのでは?運営サイドのバイタリティ、恐れ入ります。

・ぶりくらに続いての、2フロア開催
年々増える出展者に対応すべく、今年は神戸ぶりくらに続いて東京発の2フロア開催!去年までは通路が狭くてという声も聞かれたものの、ゆったりのんびり周れた。増えて行けばこういうこともあるもんだね。

・日本の繁殖技術
打ち上げで、海外事情を知る方とご一緒したのだが… 当たり前のように殖やされてても、野生では滅多に見られない生き物は少なくないらしい。百花繚乱なCB個体群に、驚いておられた。常に欧米を見上げていたような気がするけど、日本もすごい域まで来てるんだね。

今回はわりと早めに予定の個体たちが出て行ったので、ゆっくりとフロアを見て回ることができた。お求めいただいた方、お相手になってくださった方、ありがとうございました!ものすごく刺激になったイベントでした。来年2016はとんぶりが先で、初の横浜開催になるそうな。これも行くっきゃないな。さあ、次は今年のイベントファイナル、東レプwinterだ!愛好家に、休まる暇はない。
posted by 宮っ子 at 02:00| Comment(10) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月12日

とんぶり2015の、出展種リスト

tonnburi.JPG

さあ、とんぶり2015もあと3日だ!今年は3年越しの夢、とんぶり初出展。お客さんとしては何回も行ってたけど、内側から見る世界はまた違うんだろうなあ。今回の出展種はなんと154ブース!?鰻上りの勢いに、驚きを隠せない。前回は蒲田だったけど、いつもの浅草へ帰還。これでこそとんぶり!それでは今年の出展(予定)種を!(写真は参考個体)

1510020002.JPG

まずは宮が一番力を入れている、トウブハコガメ。ぶりくらが好評でだいぶいなくなってしまったので、出展はごく少数になりそう

Frorida.JPG

こちらは4年連続成功している、フロリダハコガメ。ピンセットにガッついてくるくらいアグレッシブだ

1110100002.JPG

ミツユビもいるよ。繁殖し始めて14年くらいか?飼育歴22年目、一番長い種類。

1509070007.JPG

今年初繁殖したジャノメイシガメ。配合バッチリ、甲の不具合無し!

1509270013.JPG

来年に繋がったらぜひ出品を… との思いで、展示予定

○宮のこだわり

・全頭、しっかり餌付いています
・全頭、選び抜いたコダワリの種親です
・全頭、両親を写真展示します(一部親も持っていきます)
 
〜 〜 〜

やるならこだわりたいタチなのでね、宮っ子は。今年はそれなりにうまく行ったけど、まだまだ課題多数。来年はここにメキシコと、モエギをぜひ加えたい。何年も結果が出てないんだから、"今まで通り"ではいけない。本気で成功を目指すべく今から、例年にない手をいろいろ打っているよ。
posted by 宮っ子 at 19:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

念願の、草津熱帯圏−

1510230184.JPG

草津熱帯圏に行ってきた。日本一の温泉地として名高い草津。温泉以外に観光客向けの施設もたくさんあるが、温泉地の利を活かした最も「らしい」施設が、ここ熱帯圏だ。数年前には、クリーパーにも載っていた。ホシ、パンケーキ、ケヅメ… 決して繁殖が容易ではないカメが何種類も毎年殖やされており、単なる客寄せ施設ではなさそうだ。熱い!これはぜひ行くしかない!ということで、草津温泉旅行に熱帯圏を組み込んだ。

1510230176.JPG

けっこう年代物の入り口

1510230174.JPG

けっこうキテるね、施設の天井

1510230157.JPG

いきなりガビアルモドキが出迎える

1510230161.JPG

スイスイ泳ぐニシキマゲクビガメ

1510230169.JPG

今ではもはや入手は不可能に近いオオアタマガメ。

1510230167.JPG

モエギもしれっといた。フツーに買えた昔からいるんだろうな

1510230172.JPG

シャムワニかな?

1510230159.JPG

両生類もいるよ。ベルツノガエル

1510230162.JPG

目玉座布団ガエルと呼びたい

1510230163.JPG

チョウセンスズガエルかな?

1510230164.JPG

奇蟲もおります。タランチュラ

1510230166.JPG

アルビノニシキヘビ。シロヘビにあやかってか、お賽銭が

1510230152.JPG

熱帯というだけあってワニはたくさんいた

1510230179.JPG

出口のドクターフィッシュで。気持ちいい(笑)

◆感想
ええと… 秘法館的な、昭和の地方エンタメ施設感が溢れ出す、なんとも時代の流れを感じる施設でありました(笑) 中心街からはやや離れに建つ熱帯圏。施設外観が近づくにつれ、イメージとのギャップが明らかに。あれだけの結果を出してるのだから、宮としては野毛山動物園爬虫類館的なのをイメージしていた。ピカピカの最新施設でなくとも、熱の入れ方が伝わるような。でも建物自体、もろに年季入ってて下手したら廃墟みたい(失礼!)だし、熱帯のさんさんとした日差しを期待していたのに中は日暮れみたいに薄暗く、数十年前の施設そのまま感が満載。我が栃木の温泉郷にも日光江○村とか東部○ールドスクエアとかあるけれど、ああいうクオリティを想像していくと、面食らってしまうだろうなあ。

でも、実績には驚いた。各種のリクガメのみならず、世界的にも成功例の少ないワニ・ガビアルモドキの繁殖に継続成功しているなんて。アンナンガメなんかは、ミドリガメと同じ展示施設で自然孵化しているとさ。上野や野毛山なんかに見慣れてるとだいぶ物足りなく感じてしまう飼育設備だけど、見た目じゃないってことだね。狙ってもそうそう出せない結果が出てるんだから、ぐうの音も出ない。
引き取り物なのか、一部には著しい成長不良の個体もいたけれど、生体たちの状態は元気そのもの。ホシガメなんかも肉がモリモリして歩きまくってて、これが健康なリクガメなのだとずいぶん参考になった。リニューアル、無理かなあ… なかなか貴重な生体も多いんだけどね。日本有数の温泉地だし、爬虫類ファンの人は一度訪れる価値はあるんじゃないかな。

1510220001.JPG

草津のシンボル、湯畑。凄まじい湧出量

1510220035.JPG

草津良いとこ、一度はおいで〜。迫力の水しぶきに思わず歓声が上がる
posted by 宮っ子 at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

爬虫類のHBM2015、レポート!

さあ行ってきたぞ!池袋で開催される老舗爬虫類ブリーダーイベント、HBM。これが始まると東京のイベントシーズン、1年の最終章という感じがするよな。それでは今年のレポートを!

1511010035.JPG
 
まずは腹ごしらえ!東京へ来たら相当な確率で寄る、九州とんこつラーメンの"博多風龍"にて。普通のとんこつが550円と安い上に旨い!しかも、替え玉が2球まで無料って、すごくないか?ラーメン激戦区の池袋でだぞ?さらに追加の替え玉はこのご時世に100円と素晴らしい。静岡の学生時代、行きつけのラーメン屋さんを思い出す。5番椅子で5玉替え玉したのは私です。

1511010038.JPG

いつも並ぶ公園は、ハロウィンのコスプレ会場に。仮面ライダー!

1511010040.JPG

宮世代には懐かしいキョンシー、30年越しの襲来!美女レイヤーにドギマギしながら声をかける。直前までイカ焼き食ってたのに、このサービスポーズ

1511010041.JPG

サルヴィンオオニオイガメを毎年出しているブリーダーさん。参考展示がものすごく見事

1511010046.JPG

シリケンイモリを、セレクトブリード。有尾類にも熱いマニア氏がいるものだ

1511010067.JPG

パンサーカメレオン。すごくキレイなカメレオンだよね

1511010065.JPG

親子で出展されていた、パンケーキリクガメ専門ブース。毎年繁殖されているようで、ここ4,5年の個体がズラリ。殖やせるんだね、パンケーキって…

1511010063.JPG

このブリーダー氏のフロリダはすごいと、周りの目利きマニア氏でも毎年話題になっているありんこくらぶさん。

1511010062.JPG

同ブース。フロリダって変化に乏しいと思ってたけど、この個体を見たらそんな思いは吹っ飛ぶ。セレクトブリードが進んでいるんだ

1511010056.JPG

我が栃木のナガクビベテラン、ブリーディングファームK氏のレイマニー。毎年コンスタントに結果を上げられている。水量も多いしよく汚すのに、すごいよね、ガチ水棲系のマニア氏は。

1511010055.JPG

同じく同氏。もっとも力の入っているハラガケガメ。パターン入りとパターンレスを分けているらしい

1511010057.JPG

同氏ブリード??リュウキュウヤマガメ。シャレとユーモアが好きなお方

1511010069.JPG

埼玉の吉岡養魚場さん、ブチイシガメ。殖やしてる人、すごく少ないと思う

1511010073.JPG

同ブースにて。凄まじいな、この個体。セレクトとかいうレベルじゃない

1511010048.JPG

曲頸の生ける伝説、N氏ブリードのコシヒロガエルガメ。最近のクリーパーに繁殖記事が載っていた時の個体だ

1511010050.JPG

同氏、ニューギニアナガクビガメ。この辺の区別はとてもマニアックだ

1511010047.JPG

またまた同氏、オーストラリアナガクビガメ。コンスタントに殖えている


所感

今年も熱かった、池袋。規模からすればぶりくら系には及ばないものの、「HBMだからこそ」来るようなコアなマニア氏の情熱を感じる。こういう機会って、交流の機会としてもとても重要。宮もいろいろな人とやり取りさせて頂いたが、あちこちで「おお!」、「○○さんじゃないスか!」みたいな会話を目にする。この趣味、一人で突き進むのもいいけれど、同じ趣味を共感するマニア氏と交流できるのはやっぱり楽しいよな。今回はお初の方も含め、宮も存分に楽しませて頂いた。

そして熱い刺激を受けた!燃え上がった炎は消えることなく、そのままカメ部屋のレイアウト熟考&変更へと繋がりました。
posted by 宮っ子 at 21:00| Comment(10) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする