2016年03月23日

ようやく産卵。安堵する

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2月11日にユカタンの抱卵を確認したが… これがまた、長かった。その間、40日以上。

これって、アメハコだと飛び抜けて異常な数値。ミツユビやトウブなら確認後14日、フロリダでも20日くらいなのに、ユカタンと来たら… 北米アメハコ勢の倍の大きさの卵を産むから当然なのかもしれないが、初めはびっくりしたよなあ。心配で心配で、何度も動物病院へ連れて行ったものだ。一度は、卵詰まりと言われたこともあるし。

しかしこの種類は、何回経験してもやきもきさせられる。先日もメキシコの卵管脱事件があったばかりだし、過去に無事産卵しているとしても、安心できないから。産卵ってホントリスクのある行為だってのを、強く認識させられる。2015用の設定変更は見事にズッコケたが、再度の方向転換の結果か、2つとも有精卵でいい感じ。ここから難しいのが、メキシコ勢だ。さあ、今年の試金石はどうなるか…

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先に産卵した、フロリダ(最右)と、今回のユカタン(左2つ)の比較。重量にしてなんと2倍の差
posted by 宮っ子 at 21:36| Comment(4) | TrackBack(0) | ユカタンハコガメの閃き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月20日

春の陽ざしに、誘われて

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先週は最高気温が10℃を切る日が続いたけど、週末にかけて天気も回復。今日なんかは20℃に届く勢いだったので、キレーネギリシャたちを近所の広場へ連れて行った。

ああいいね!リクガメって散歩ができるから。ハコガメなんかだと初めての地では不安がってビクビクしちゃうけど、リクガメの故郷は広い大地。「ここがアタシのホームグラウンド!」とばかりに我が物顔で闊歩し、そこら中の草をムシャムシャムシャ。大地にしっかりと四肢を踏ん張りブチッと野草を噛み千切る様は、野生そのもの。お皿の上のカット野菜を食べる姿しか見たことのない宮には、なんだかものすごく新鮮に映った。

このワイルドさこそ、本物のリクガメの姿なんだな… 改めて魅力に気づかされた。部屋だと紫外線も満足に当てられないので、ここぞとばかりに太陽光の補給。うららかな陽気に包まれて、穏やかな午後はゆっくりと過ぎていきました。

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太陽光を浴びてまどろむ姿

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大地にしっかりと脚を踏ん張り、頸の力で引きちぎる。これが自然の姿だったのか… リクガメ飼育歴の浅い宮には、わからなかった
posted by 宮っ子 at 20:13| Comment(6) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月13日

BLACK OUT! 2016 浅草へ行ってきた

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恒例(らしい)、じゃんけん大会。お客さん多数

最近、BLACK OUTの勢いがすごいらしい。元は虫のイベントだったというが、2,3年前から爬虫類系の進出が目覚ましく、最近では東レプに迫る規模との情報も。去年は破格のスペシャルな掘り出し物の目撃情報もあったし、これからは東レプ・JRS以外にも目を向けて行かなきゃかなあ。掘り出し物は、フットワーク命だからね。ということで、今シーズンスタートのブラックアウトへ初参戦!上野行きの快速ラビット(ローカル情報…)へ飛び乗った。

○所感
今回はほとんど写真を撮ってないので、いきなり所感。

・行列!
12時の一般入場へ合わせて行ったのだが、産業貿易センターへ入ると1階からすごい列!前売り券のようなものはなく、当日券も先には買えない。これが、長かった… 4階まで階段を上っていくんだが、なかなか進まない。4階で入場するまでに、20分以上かかってしまった。実券は入場口で入場時に払うしかなく、支払いをスタッフ一人で回しているためにボトルネックとなってるようだ。
後で気付いたのだが、入場後数10分経ってもすごい行列… こ、これはどうにかならんものかなあ。

・出展数
多い!思っていたよりずっと活気がある!あの広いホールにショップがずらり。爬虫類イベント系で見るショップさんも多く、すでに虫系イベントの枠を超えている。爬虫類ファンが行っても、十分楽しめる内容だ。でも爬虫類系のショップさんは、爬虫類イベントよりは小ぶりな印象を受けたかな。やっぱり照準は爬虫類系イベントなのだろうか。

・小イベント
入ってすぐの右手奥の小ステージで、ちょくちょくイベントが行われていた。入場時のチケット番号による抽選会、ショップさん提供の景品が貰えるじゃんけん大会。獣医師さんの講演なんかもあって、毎度賑わっていた。


虫系イベントとして始まったブラックアウトだが、今は爬虫類・小動物も巻き込んだ、エキゾチックアニマルイベントとして定着しているようだ。甲虫系は少なかったけど、奇虫に特化したお店がけっこう見られ、虫系イベント由来の香りは残ってる。
何度も行った亀友さんによれば、右肩上がりの熱気だそうだ。実際すごい賑わいだったし、東京開催時にはまたぜひ行ってみたい。せっかく素晴らしいイベントなんだから、その時には入場がもうちょっと改善されていると嬉しいなあ… でも十分楽しませていただきました!

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賑わう会場の様子。

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す、すごい… ノーマルでさえもう幻に近いオオアタマガメなのに、色変だって!?しかも個体としても、ものすごい仕上がり。こんなのが、日本にいたんだ…

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鼻先から尻尾まで、紛うことなきゴールドです。神の亀


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せっかく近いんだから、浅草観光も欠かせないよね。本殿


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この煙を浴びると、体の悪い部分が治るらしい。


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雷門でも1ショット。本殿から下る、逆コースで
posted by 宮っ子 at 21:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月09日

祝!ヘサキリクガメ、野毛山で誕生―

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昨年秋に行ったとき。孵卵中だった

昼間ヤフーを見てたら、ものすごいニュースがトップに踊っていた。「国内初繁殖成功!ヘサキリクガメ」

ヘサキリクガメと言えばマダガスカルに生息する、大型のリクガメ。リクガメ界でもトップクラスのこんもりとした甲羅と、和名の由来ともなった喉元のせり出した甲板が特徴だ。しかしその生息数と来たら… 自然下で400頭を切り、世界で最も絶滅の危険性が高いリクガメと言われている。この度、横浜市立・野毛山動物園が本種の繁殖に成功したというのだ。

野毛山といえば凄腕の飼育員・桐生氏が、数々の爬虫類の繁殖を成功させてきたことで有名な場所。休日ともなればたくさんの横浜キッズで賑わう一見ふつうの動物園だが、爬虫類マニア− 特にカメのジャンルでは、ある種聖地のような存在だ。クモノスガメ、ホウシャガメ、そしてリュウキュウヤマガメ… 保護された個体を立ち上げ、ただでさえ飼育下繁殖例の少ない種類を次々と成功させている。

宮は何度か、桐生氏の繁殖レポートを聞きに行ったことがある。2013のSCAPARA、2015の動物園による繁殖講演。深い知識と鋭い考察力には、脱帽。直接お話を伺うこともできたが、丹念に現地の気候を調べるのみならず、ヘサキとホウシャで体の大きさの違いに着目し、卵の深さを考慮して2種間で孵卵温度を変えるなど、細かな考察と気配りを随所に感じることができた。

確かなマニュアルも無く、個体数も限られてる中で結果を出せるのは本当に凄いと思う。最近自分の中で同じくリクガメのキレーネが乗って来てるので、とても勇気づけられるニュースだった。

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次世代へ繋げ、ヘサキ!
posted by 宮っ子 at 21:38| Comment(2) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月06日

ようやく軌道に乗った者

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まだ強制給餌している者がいる一方で、しっかりと立ち上がった者もいる。秋頃にはガクンと体重が減ってしまっていた雌だが、毎朝晩の流動食カテーテル給餌(かなり手間!)と経口補水液による水分補給を継続したおかげで、1月前に自力採食が見られるように。葉ものを食べずいろいろ試したら、なぜかSUDOのトータスフードを気に入ったようで、連日完食が続いている。フルーツのどぎつい香りがするビビッドな餌よりも、爽やかな草の香りがする、こちらの方が好きなようだ。

乾燥系のリクガメに配合飼料って、あまり推奨されるイメージがないけれど、今は仕方ない。まずは心配ないレベルまで太らせることの方が先決だ。向こう何年も単食させるわけじゃないんだし、ステージによって最適な、優先すべき餌ってあると思う。今は、食べることを継続すること。そして、しっかり体力をつけること。ツナギのでんぷん質は多少気になるが、リクガメ用配合飼料の中ではタンパク質も低いし、悪くないんじゃないかな。

それにしても、リクガメが餌を食む姿は、ものすごく可愛いね… はむはむ・もしゃもしゃ、時がゆっくり流れてゆく感じで(笑)、女性の飼育者が多いのも頷ける。繁殖繁殖と自分にプレッシャーを掛けてたけれど、きままにのんびり飼うのもいいなと思えてくる。

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"HERP CRAFT TORTOISE FOOD"。なにげに20年くらい前からあるよね


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透明な尿、白いトロトロの尿酸、しっかり固形の糞。かなりいい感じだ
posted by 宮っ子 at 10:52| Comment(10) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月03日

まだ挿している者

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去年5月に衝撃の再来を果たし、一世を風靡したキレーネギリシャ。拒食したり打開したり入院したりしていたが、実はけっこう苦労してます。とうか、かなり。だって全然食べてくれないんだもの。

これが生粋のワイルド故の気難しさか?リクガメって野菜でも置いときゃ勝手にハムハムしてくれるイメージだったけど、奴らにゃあそんな気配ぜんぜん無い。興味は示すんだけどちょっと匂い嗅いでちょっと齧って、Uターン… どれだけの野菜が無駄になったか、分からない。
そんなんで秋には続けざまに入院個体を出してしまった。主力のハコガメと違うとはいっても、高校生の時何年もギリシャ飼ってて産卵し孵化直前まで行ったし、特段リクガメがヘタクソというわけでもないはずなんだがな… 店頭の丸々太ったヘルマンやマルギナータのCBベビーがうまそうに野菜にかぶりつく姿を見て、ウチとのあまりのギャップにいつも悶え苦しんでいた。

これは、カテーテルで強制給餌している個体。今まで指で強制的に押し込んでたが、それでは気道を詰まらせる恐れがある。胃まで直結し、かつ流動食にすることで消化も吸収も良くなるとのことで、獣医さんの指導の下に続けている。当初は下痢便ばかりで嫌になったが、栄養剤や整腸剤を混ぜて根気よく続けたおかげで、最近ようやく満足いく固形の便が出てきた。また尿酸と尿もしっかり分かれ始め、まとまった白い尿酸と、透明感のある尿を出してくれている。毎日のカテーテル給餌はとても手間がかかる。でもこいつら、絶対に落とせない。だって、20年待った憧れなんだから。
posted by 宮っ子 at 21:36| Comment(10) | TrackBack(0) | カメ飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする