2016年06月26日

なぜそこで産むよ!

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ジャノメ1号が産卵した。それが、思いもよらぬ場所で。

1号は6月上旬には産む予定だったのに、産室へ収容しても一向に産む気配なし。おかしいな、母体のチェックミスか?持ったと錯覚しただけか?いや、両の指にはしっかりと硬い卵の感覚があるし… と毎日が過ぎていくなかで、先ほど飼育部屋を掃除していると、ウォークインクローゼットの中に白い物体が2つ転がっているではないか。

卵だ!カメの卵だ?でも、なんで…? 去年の卵?でもその割にへっこんでないし、新しそうだけど… わかった!先日逃げ出していた、ジャノメメス1号だ!こいつらは手足が長いうえに身軽なので、脱走のスペシャリスト。つい昨日もまさかの高さを乗り越えて、飼育部屋の隅で発見されたところだった。卵の音でもう分かる、甲高い「カランカラン」。逃げ出したとこで無事、卵を産んでいたというわけだ。

でもさあ、なんでフローリングの床で産むのよ。どうみたって、土を敷いてある産室のほうがいいだろう?メス2号も産んでるんだから。
やわらかいアメハコの卵なら乾燥死してしまったかもしれないが、硬質で乾燥に強そうなジャノメの卵。しかも梅雨時ということも、プラスに働いたか。このまま孵化を待とう。

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初産卵の♀1。ちょっと微妙かも
posted by 宮っ子 at 21:09| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャノメイシガメの煌めき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月23日

超絶!リアル・アンギラス。コリーマが久しぶりに来ている

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最近複数のお店のHPに、コリーマオオツノトカゲの文字が躍っている。

実に久しぶり!そしてこのトカゲ、ものすごく好きなんだよな… 一般的なツノトカゲって奇天烈なビジュアルのわりに、小さすぎて存在感に欠ける。しかも口が小さいから、餌がものすごく大変そう。
でもコリーマはでかい!ものすごい存在感!大きく、ボリュームがあり、かつ大きくなり過ぎず。半年くらい前に入ったテキサスツノトカゲ・メキシコ個体群も似たような大きさと形だけど、細かいフォルムがいまいち違うんだよな… やっぱりコリーマが好きだ、宮っ子は。
正直、トカゲ類で一番好き!モロクトカゲさんより好き!このぼってりとしたボリューム感、ハコガメ好きにはたまらないものがある。2011の夏JRSで初めて見た際、カメファンなのに体中に電撃が走ったのを忘れられない。これぞ、リアル・アンギラス

でも、宮っ子には無理だな… いくらでかいとはいえ、ツノトカゲの1種。こんなおちょぼ口では、必然と餌は限られる。爬虫類の飼育以上に手間がかかる餌コオロギの継続養殖なんて、ズボラな宮には投げ出すのが目に見えている。
けど、最近はレパシーとかいう魔法フードも出てるしなあ… これに餌付けてから出しているショップさんも、ちらほら出てきた。餌がクリアできるなら… 本当に飼育してみたいトカゲだ。今回、本当に久しぶりの入荷だ。メキシコ産だから、いつ途絶えてもおかしくない。どっかにいないかなあ、レパシーに餌付いたコリーマ。ああ、ものすごく飼いたい…
posted by 宮っ子 at 21:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月21日

ギネス達成、世界に誇れ! 〜カントンクサガメ、史上最少個数の産卵(泣)〜

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産卵巣を掘るメス親

先ほど、カントンが産卵した。予定日に水揚げしてから1週間。全く産むそぶりを見せず、昨年同様よもやの強制産卵が脳裏をよぎっていたが… 19時半に穴掘り開始、22時を回って埋め戻しを確認。親を強制退去させ、すぐに卵を掘り出した。

「隊長!発見しました!卵であります!卵、1つであります!」

…いやいやいや、1個ってなんなのよ。君は20cmを優に超え、フルアダルト中のフルアダルトだろう?クサガメのお友達でしょう?モエギやアメリカヤマガメでもあるまいし、1個ってなんなのさ。思えば、今年は初めから危うかった。1月前にようやく抱卵確認した際も、右側に微かな1個の感触を覚えるのみ。ともすれば左を探る指にダイレクトに右の感触が伝わるほどで、よくて2個だろうと思ってた。

でも、まさか本当に1個とはね… 栄養状態は悪くないはずだけど。この図体でまさかの1個とは、インド人もビックリですわ。1個だから、カントンの産卵数世界最少記録は間違いなし!でも昨年は自然産卵ができなかったし、自力で産んだだけマシなのか。2013以来、一度もベビーの顔を拝めていないが、虎の子の1卵は果たして孵るのか。

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やや抱卵期間が長い気もしたが、黄身も沈んでいい感じの卵。頼む!
posted by 宮っ子 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | カントンクサガメの轟き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月13日

クラッチ最後は、死籠り多発…

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フロリダハコガメの今期、最終3クラッチ目が孵化し始めた。勢いよく殻を破って、1頭目が出てきた。

しかし、2,3卵目が怪しい… 孵化直前のパンパンの張りがなく、数日経ったら異臭がしてきた。意を決して開いてみたら、やはりの死籠り。完全に体は出来上がっているのに、出てくることができなかったようだ。経験的に、最後のクラッチに近いほど死籠り率が高くなる。きっと、母体の栄養が尽きかけているんだろう。対策として、今年はカルシウムを劇的に強化。またピンクマウスを集中給餌して、万全を期したはずだが… 最後で2/3の死籠りとなってしまった。

6年連続となる、今年の繁殖。全有精卵を確保したけど、結果は・・・ もうちょっと率を確保したかった。何かまだ足りないのかなあ… 自然でもこうなのかなあ…
posted by 宮っ子 at 21:08| Comment(2) | TrackBack(0) | フロリダハコガメの嘶き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月09日

ミスジ、4年連続の産卵。

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さあ今年も来た、ミスジハコガメの産卵。4月末に持ってから1か月とちょっとが経った。アメハコは持ってから2週間くらいで産むが、この辺の連中は持ってからが長い。しかし毎年のデータはとってあるので、だいたい予想がつくようになった。今回は産室へ移動して、3日で産卵。この個体が、読めてきた。

卵を回収中に聞こえたのは、卵どうしがぶつかるたびに鳴る甲高い音。あー、そうなんだよなこの種は。金属音に近い、甲高い音を出すんだ。なんなんだろうね、この特性は。ジャノメ、カントンといい、この辺の亜熱帯半水棲系はみんなこういう卵だ。メキシコ、ユカタンも似たような卵を産む。気候帯の類似か?種族の差なのか?まだデータが少ないので、しばらくは成功率を地道に数えなきゃならん。
posted by 宮っ子 at 22:42| Comment(2) | TrackBack(0) | ミスジハコガメの騒めき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月08日

東レプ2016、レポート後編

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せっかく東京に来たんだからね。サンシャイン水族館で行われていた、人気漫画"テラフォーマーズ"とサンシャイン水族館のコラボ企画、"最強生物決戦展"へも行ってみた。巨大・有毒・危険生物のオンパレード!これは馬をも感電させるという、アマゾンの電気ウナギ。ちなみに宮っ子は、トランスフォーマー世代である

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ウナギが来たら、ナマズも。電気ナマズ。けっこう間抜けな顔。類縁性はともかく、見た目はホトケドジョウに似てる

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ヤシガニ。甲殻類でこのサイズは、一般の人には相当なインパクト!4Fフロアにたくさんいるんだけどね

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これが、カニなのか?タスマニア・ジャイアントクラブ。とんでもなくデカくて、ハサミも巨大。挟まれたら指どころか腕まで持って行かれそう

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なんだっけ… 忘れちゃったカニ!

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ミノカサゴ。このトゲトゲ野郎には絶対に触ってはならない。分かりやすいから親切だよね

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ブッサイクなオコゼの仲間。かつて東北・北海道地方のマタギ文化においては、彼らのフィールドである山の神は、とんでもなく醜い女性の形をしていたそうな。それよりブスなオコゼを献上することで、神の機嫌をとったという伝承を聞いたことがある

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しぶとさからある意味世界最強と言われる、ゴキブリ。それが進化し人類風になったら… という想像図。昔、幕張メッセの大恐竜博で、恐竜がヒト風に進化した"恐竜人"とかあったよな。以上、TERRA FORMARSシリーズでした

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さあ、爬虫類レポート再開!ヘラオヤモリの仲間。頭を下にのぺーっとするのが彼らのリラックスポーズ

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シナワニトカゲ。これも幻になるのか

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砂漠トゲオアガマ… だったかな。きれいな個体。このぼってり感はリクガメ、ひいてはハコガメに通じるものがある

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孔雀トゲオアガマ。ハコガメ好きとしては外せない。

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何これ?ナニコレ?なんなのこれ?リアル・完成型西ヘルマン。甲の艶、ツルツルさ、完璧すぎる。いたんだ、日本にもこんなのが…

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しかもロカリティが明らかな個体たち。洋書の中の世界だと思ってた… 都市伝説が、現実になった瞬間

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溜息しか出ない… こんなの、本当に入るんだ… 見れただけでも夢のようだ

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ジャノメイシガメ。最近フルアダルトをたくさん見かけるようになった。実に久しぶり

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モエギはラオスをちょこちょこ見かけた。これまでと違うのは、小さいサイズであること。すごく新鮮

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終盤になって初めて出てきた、ヒラタヤマガメ。おみそれしました。

所感

・春は、2会場開催が定着。とても見やすく
2015年春に、初めてAホール2会場において開催されたが、今回も同様に。ショップ間の通路も広く、とても余裕を持って回ることができた。この前の冬東レプとか、窮屈すぎたもんな… 人の入りも凄いのに、ショップも多いので通路が手狭に。満員電車状態の通路も少なくなく、冬なのに熱気で頭がボーっとしてくるわで、厳しかったもの。
今年は空調も良好で、始終快適に見て回ることができました。

・去年入荷した幻の種類たち
去年の大量入荷まで幻だった、ハーレラドロガメ、アフガンリクガメ、ハイナンスペングラー… 幻中の幻なのに、あまりにたくさん入ったためか欲しい人にはすでに行き渡ったようで、今になっても立派な個体をしばしば見かけた。でもそういう期間って、長続きしないよな… 「いっぱいいるじゃん」なんて油断してたら、気づいたときにはもういない。大量入荷といってもそれ自体が奇跡だったので、再入荷も見込めない。昨年のキレーネなんて、まさにこれだもの。
ハイナンスペングラーとか、そんな臭いがプンプンするなあ。数年後、「あの頃は・・・」なんて懐かしむ声が聞こえてきそう。

アメハコ
全体的に少なかった。ベビーも少なければ、親個体も少数。毎度、いい親個体がいれば迎えたいとは思うけれどなかなか難しいよな… トウブなんかはいくらでも揃えたいんだけど。自家育成するしかないか。

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オオスズメフクロウ
これはいい!ものすごくいい!手頃なサイズなのに、フクロウらしさ満載。これ、ホント魅了された。カメで言えばキボシ的なポジションか?

・MVP
個人的なMVPは、埼玉のお店が持ってきていたニシヘルマンフルAD個体!これはもう、凄かった。ツルッツルでこんもりした甲羅、ベッタリと乗った黄色。洋書やネットじゃなきゃ見られない完璧な完成形が、1店だけゴロゴロと置かれていたのだ。
西へルマンという種類だけでいえば、珍しくもなんともない。ロカリティ別の入荷も一般的になり、見かけないイベントはないほどだ。でもツルッツルのこんもりに育て上げるのって、至難の業だよな… たとえ血筋が明確でも、飼育下では海外の写真みたいには育たないもの。紫外線、スペース、土壌の質… やっぱ違うんだろうな、野生とは。本当にいいものを見させてもらいました。
20年くらい前の○バリウムガイドでの、富水氏の言葉が今蘇る。「マニアが本当に驚くのは珍種ではなく、一般的な種の見事な個体だったりする」。高かったけど、その価値ある個体たちだと思います。
いやー、ホントに素晴らしいものを見せてもらった。買えなかったけど、ウチのキレーネたちだって負けちゃあいない。こういう刺激をもらえるのも、イベントの楽しみだよな。
posted by 宮っ子 at 21:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 怒涛のイベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月02日

今年も、ジャノメ。

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帰宅すると、すでにこの様子

今年のアジア勢一発目は、やはりジャノメイシガメ。昨年もちょうどこの時期に産んでいた

そろそろと思って産室に入れて、5日。この手のアジアのカメはなかなか産まず、抱卵期間が長い。しかし今日帰ってくると、すでに卵が産まれていた。穴はかなり浅く、1・2cmしか掘っていないようだ。そこにハの字型に、2つの卵が産み落とされていた。
10数分後に見ると、きれいに埋め戻されていた。穴は浅いので、周りから土をかき集め、若干こんもりとした感じで覆い隠す。しっかりと穴を掘って平らに埋め戻すアメハコ類とは、また違う産卵行動だ。昨年は埋め戻しを完了することなく卵を取り上げてしまったが、今年は埋め戻しまで観察でき、こういう種類なんだということがよくわかった。

今年は2つしか産まなかったが、14pあるかどうかの小さな体で4cm以上の巨大な卵を3つも産んだ去年が、特別だったんだろうな。幸い、有精卵の模様。"イシガメ"とは言っても、分類としてはノコヘリマルガメ類に近縁なジャノメ。アジアのハコガメやマルガメ、ヤマガメは深く穴を掘らない者が多いと聞く。この種も、そういうタイプなんだろうな。アメハコとは違う産卵の仕方だから、孵化の条件も違いそうだ。

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発見から10数分後。周りから土を広くかき集める


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母体と記念撮影。相変わらずでかい卵だ
posted by 宮っ子 at 20:33| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャノメイシガメの煌めき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする