2015年01月14日

タガメの越冬に、カメ思う−

1201040009.JPG

タガメの越冬、続き〜

タガメはバリバリの水棲昆虫だが、少年は何を思ったか、陸上越冬を選んだ。発泡スチロール製のケーキの容器に、土と落ち葉を敷き詰めて。適度に湿らせタガメを置き、上に石を乗せた。深く考えていたわけではない。クワガタも昼間はこうやって物陰に潜んでいるし、なんの気なしに動いただけだった。
だが関東平野内陸部は、冬の冷え込みが厳しい。霜柱はザクザク、屋外の水道は凍り、屋内の水洗トイレですら凍結する。そんな厳しい環境では水中越冬なんぞ到底無理だと、幼子ながら肌で感じていたのかもしれない。

わんぱく小僧は大切な宝物を、定期的にチェックした。固まって全く動かない奴らだが、手に取れば微かに反応があり、ずしりとした重量感には確かに命の火が灯っていた。
タガメは、無事に冬を越した。春には元気な姿を見せてくれ、昆虫少年はタガメとの2度目の夏を謳歌した。しかしこの冬に水中越冬を試した結果、春には力尽きてしまい、宮っ子は涙ながらに遺骸を庭へ埋めた。

〜 〜 〜

寒さが厳しいこのあたりでは、水中越冬は無理だったのだろうか。それとも採集時点で既に成虫だったし、単に寿命が尽きただけだったのだろうか。しかしガチ冬眠する動物でも、季節によって居場所を変えるという例は少なくない。もしかしたらこの地では、タガメは陸上越冬で正解だったのかもしれない。
ということで(?)今年のミスジハコガメは、陸上越冬を選択。毎年水中越冬で、年明けには顔周りが痛々しいほど真っ白に侵されていたから。今のところ、順調に来ている。毎年少しずつでも、改善していきたいからね。

1501130001.JPG

ミズゴケと、落ち葉を敷き詰めて。触ると、「プシュー」。
posted by 宮っ子 at 20:55| Comment(6) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月09日

四半世紀前の、タガメの冬越し

20100816 155.JPG

その昔、宮はタガメを飼っていた。

初めて野生のタガメを捕えたのが、1990年代初頭。小学校中学年のころだったと記憶している。25年というとドえらい時の流れのように感じるが、この片田舎にあっても当時ですら、水棲昆虫に適した環境は大部分が失われているのが現実。田んぼや川の数自体は少なくないが、農薬や護岸工事の影響を受けている場所がほとんどで、よほどポイントを絞らねばタイコウチはおろかミズカマキリすら、ろくに出会えない状況にあった。

宮っ子率いるS藤、M川、K島らわんぱくボーイたちの遊び場は、もっぱら鬼怒川流域の河川敷。川岸の開けた林でカブトムシやクワガタを、日が暮れるまで探したものだ。そのうち河川敷周辺の水場にも、興味を示すようになった。小学3年、山滴る初夏の頃。鬼怒川の氾濫原に形成されたひざ下水深の浅い湿地帯へ踏み入れたところ、鉄分が沈殿し赤茶けた浅い水場に、奴はいた。

夢にまで見た、猛き小さなエイリアン− 少年は喜び勇んで、奴を持ち帰った。毎度の如く泥だらけで帰宅した私だが、この日ばかりは母も咎めはしなかった。採集したのは暖かい頃だったので、飼育にあたり、特に温度を気にする必要はなかった。
しかし、問題は冬である。関東平野内陸部に位置する栃木県は冬の冷え込みが厳しく、毎朝バッキバキに霜柱が立つ。奴らはそんな環境にいるので間違いなく冬眠はするのだが、具体的にどこでどうやって越冬するのかは、知る由もない。
今でこそ当たり前のインターネットも、当時はネットのネの字すらカスりもしない時代。色褪せ角擦り切れた図鑑を図書館で漁るのが精一杯な方田舎のわんぱく小僧に、昆虫の生理学を考察する余裕など、持ち得るはずがなかった。

〜 続く
posted by 宮っ子 at 22:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月23日

必ず、毎年繁殖するんだろうか?

1307280053.JPG

ハスといえば、大仏!極楽浄土の世界観だ。鎌倉にて

植物の中には、珍妙な繁殖方法をとる種類がある。

たとえば、オーストラリアのバンクシア。奴らは、とても厚く硬い皮をまとった実をつける。そのままでは決して開かぬ、禁断の実− これが開くのは、山火事に遭った時だけだ。火事の最中は鉄壁の防御で、地獄の業火を耐え忍ぶ。やがて火が去ったところで初めて、大地に種子をこぼす。ライバルとなる植物たちが、皆無となった焼け野原。バンクシアはこの”新天地”で悠々と、次の世代を育むのだ。

日本人に馴染みの深い、ハス。我々東洋人にとって極楽浄土のシンボルである美しい花は、その清廉さからは想像もつかないほどタフな種子を作る。種子は、耐え忍ぶ。発芽に不適な環境下では、何十年でも耐え忍ぶ。縄文時代の遺跡から発見された種子が、2000年以上の時を経て発芽した「大賀ハス」。このニュースは大きな驚きをもって迎えられ、植物界の風雲児として、今なお語り草となっている。

気づかぬうちにガッチリと築き上げていた、「繁殖は一年サイクル」という固定観念。だが毎年繰り返される季節ではなく、不定期で特殊なイベントに繁殖を委ねている生物が、この世界には確かに存在するのだ。なにもマダガスカルやタスマニアの、奇天烈な生物に限った話ではない。日本人に身近なハスでさえ、驚きの生態を持っているのだ。
これが、すぐさまカメに直結するとは限らない。けど、うまく飼えてもなかなか殖えない種類については、想定外のなにかが欠けているということはないだろうか?思い切って大胆に固定観念を取り払ってみると、何かがあるかも・・。

・・の前に、まずウチはモエギの立ち上げが先か。いつになったら、自分で喰ってくれんのかねえ…
posted by 宮っ子 at 06:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月11日

ヒラタとノコギリに、カメ思う−

20100804 034.JPG

引っ張るぜ!なつかしのクワガタねた

平地と山地で、クワガタの種類は大きく変わる。だがたとえ同じ1本の木にあっても、わずかな場所の違いによって、見られる種類は全く異なってくる。たとえば、ノコギリクワガタ。彼らはたいてい、木の表面から染み出る樹液に群がっている。狭い場所に隠れることを知らず、いつだってオープンな場所にいる。

対してヒラタクワガタなんかは、隠密性が非常に高い。奴らは"ヒラタ"い体がようやく入るくらいの、木に開いた狭い隙間に潜んでいる。奴を捕えるには隙間を丹念に調べなければならず、かつ、うまく引っ張り出さなければならない。ただでさえ数が少ない上に、狭い隙間の生活に特化した体で、全力で抵抗する。そんなヒラタを捕えるのは容易ではなく、これこそが、昭和のわんぱく少年たちがヒラタを別格扱いする、大きな理由であった。

フィールドを知る者のみが、肌で捉えてきた感覚− ホームセンターに並ぶプラケースを眺めていただけでは決して気づかない習性の違いが、確かに存在する。30代以上の男子には当たり前の知識でも、幼少期の遊び方がまるで変わってしまった、現代の若年世代。幼い頃からケータイやインターネットの豊富な情報に触れ将来のスーパーマニア層を担う彼らだが、ここいらの微妙な感覚に限っては、肌で学んできたover30層側に、一日の長があるはずだ。

ノコギリもヒラタも、同じクワガタ類。それがまったく同じ木にあっても、これだけ生態が違うのだ。カメたちがさらに複雑な棲み分けをしていたって、何の不思議があるだろう。。だが外国のフィールドへ出かけるのは、あまりにハードルが高すぎる。現実には、推測していろいろ試して、反応を観察する程度が限界だ。でもこんなことを頭の片隅に入れておくだけで、だいぶ発想の幅が広がるんじゃ… ないかなあ。
posted by 宮っ子 at 20:03| Comment(10) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月16日

ワームの繁殖に苦慮している

1411160005.JPG

新鮮なニンジンに群がる、成虫たち。ビタミンと水分を補給だ

ここ最近、少し不安なのが… カメたちの餌となるワームが、思うように増えていないこと。以前、床材におからを使用していた時にはなかなか成長しなかったものだが、ふすまに変えてからは、幼虫の育ちっぷりは見事なもの。多くが蛹に、成虫に。今、かつてないほどの成虫がひしめいている。

しかし、思ったほど幼虫が採れないんだよな… 目を凝らして床材をほじくり返しても、いるにはいるんだけど、これだけ?!という感じ。親がこれだけいるし、餌もしっかりやってるし、原因はなんなんだ?もしかして成虫が、卵や幼虫を共食いしている?…そんなこと、あるのかなあ。親虫用にも、ニンジンなどで水分補給してるし、カメ用の配合飼料も与えてるし。タンパク質が不足しているということもないと思うんだが…

しかし何も動かなくては、改善されるはずもない。ということで、成虫を一斉移動させてみるか。床材には、たくさんの卵が産みつけられているはず。成虫が居なくなった後、幼虫がワラワラと湧いて来れば、成虫に食べられていたという実証になる。餌昆虫では一番楽な部類のミルワームだが、ちょっとは気にかけてやらないといかんものだなあ。
posted by 宮っ子 at 20:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月21日

保温チームの環境

1410180018.JPG

外気温が日に日に下がる中、先週あたりから温室を稼働させている。室温も、20℃をちょっとまで下がってきたからだ。キープしているベビーたちの食いが落ちてきたので、夏場閉鎖していた温室へ移動。昼夜、しっかり保温体制を整えた。

現在は昼32℃、夜26℃ほど。夏場の理想的な気温だ。アメハコもアジア亀類も、見違えるようによく動くようになった。冬眠させてもいいのだが、まず1年目は保温して、体力のある大きさにしたい。これから冬場は、ベビーの育成シーズンだ。

1410180016.JPG
posted by 宮っ子 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月30日

助けて!ジャイミルが死ぬよ…

1404300001.JPG

ウチでいま最大の悩み… それは、ジャイミルが死にまくること。通販で買ったジャイミルが、毎日10匹近く死んでゆく。これでは、消費ペースより多いくらいだ。

なぜだ?どうしてだ?温度は23〜25℃、決して悪くないはずだ。湿度は、乾燥と湿性を両方試してみた。ふすま、昆虫用マットで、乾燥と湿性両方。乾燥だといつの間にか共食いが起きたり、棒の様にまっすぐになり、黒くなって死んでいく。ニンジンの皮をやっても、ミルワームは喜んで食うのに、ジャイミルは無視。湿性環境は調子がいいけれど、すぐにアンモニア臭が充満。糞が、発酵しているのだろう。直に臭いが酷くなり、自家中毒を起こしたのか、加速度的に死んでゆく。

ふつうのミルワームは、乾燥飼育に湿った餌をたまに落とす程度でガンガン増えるのに… どうしても、ジャイミルには相性が悪い。カメには好評なのに、死に過ぎて、コストパフォーマンスが悪すぎる。ほんとに、どうしてだ… ワームマスター、どなたかご教示願います・・・カメは飼えても、ジャイミルだけはどうしても飼えない。
posted by 宮っ子 at 22:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月15日

消化、できてる? 牛ハツに疑念−

1212130004.JPG

栄養満点と思って与えていた牛ハツだが、うすうす気付いてたこと。消化、悪くない?

水棲チームのカントン・ミスジだが、配合飼料はしっかり消化された糞をするのに、牛ハツを与えると… 数日後、原型を留めたハツが排出されることが少なくない。んで、くっさいんだよなあ… 水は汚れるし、いいことがない。

温度が低い?それはないなあ。だって去年、真夏もそうだったもの。乾燥エビでもしっかり消化できているところをみると、体調が悪いということもない。とすると、体質に合わないんじゃないか?ワームも、そうだった。ミスジハコガメがウチに来たころ、ワームをよく食べるので、おもしろがってたくさん与えていた。「だって、ハコガメでしょ?」。当時の宮には、アメハコもアジアハコも、似たようなもんだった。

そしたらミスジは、ワームをよく食べた。それこそ、狂ったように。だが、全く消化されていなかった。きっと自然の食性が、違うんだろうなあ。陸棲傾向の強いアメハコに対し、水棲のミスジ・カントン。自然界では魚や、殻の柔らかい水生昆虫を消化するようにできてるのだろう。

ちなみにアメハコはというと、ちゃんとハツを消化している。殻の頑丈なジャイミルだって、ほぼ消化できている。乾燥した陸の昆虫と水棲昆虫では、殻の組成が違うのかな。同じミズガメとはいえ、このへんは生態・食性が違うということなのだろう。しかし、単なる個体差という可能性もある。経験則で知見をお持ちの方は、ぜひ教えてください!
posted by 宮っ子 at 07:00| Comment(12) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月26日

ダニ跡を治療しなきゃだ…

1312260003.JPG

ダニを洗い流した直後。表面が浸食され、腫れている

温室保温チームのフロリダハコガメだが… 今年はダニが付いてひどい!高温多湿なので常に床材にコナダニが沸くんだけど、ふつうなら清潔にしとけばカメに害はない。

しかし今年は、フロリダがダニの被害に遭っている… 気づいたら、総排泄口にコナダニが大勢たかってるんだよ。排泄口の肌が見えないくらい、こんもりとたかっている!吸血性のぷっくり膨らむマダニじゃなくて、こまごまと動き回る、土壌分解者タイプのやつらね。奴らが排泄口だけではなく、脚の付け根などにも、大量に付いている。なぜだ?他のハコガメには、全くついていないのに… なにかの理由で体力が低下して、免疫力が落ちてるの?傷口が化膿して、腐りかけた皮膚を喰らっているように見える。奴ら、動物質の腐食物によくたかるからね。

糞などを分解してくれるのはありがたいんだが、これは… カメの体力低下が懸念されるので、カメを温水で洗いダニを落とした。治療開始!これからは、ベアタンクの水ケージで飼い、ダニを水死させよう。念のため、除菌スプレーを水にシュッシュ。明日になったら乾燥させて、消毒薬を塗るんだ。水飼育でダニ死滅、乾燥で肌回復、消毒、そしてまた水飼育… このサイクルを回して、表面皮膚を治癒させていこう。

1312260006.JPG

水のみのベアタンクケージに、ピットイン。しばらくは治療の日々
タグ:カメの病気
posted by 宮っ子 at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月12日

ミルワームの養殖に苦戦すー

1311120001.JPG

なんだか細い奴しかいない、今の養殖ケース

今年はなぜか、ミルワームの養殖が低調である。理由は・・ なんだ?やっぱり思いつくのは、餌だろうか。床材兼餌として使用している、おから。穀物由来の高タンパク飼料で最高だと思ったんだが、これにしてから、うまくいかない気がする… だって、現時点で成虫がいない!幼虫の成長も、明らかに低調だ。ぶりぶりに太った個体がいない。

なんだ?女性ホルモン様作用をする、イソフラボンの影響か?どうやら、穀物でもおからはミルワームに向かないらしい。宮っ子が手を抜きすぎということも考えられるが、それでもねえ… ふすまとか、ヒヨコ用の餌をやってたときは、もっと太っていたよなあ。来年のハコガメベビー誕生に向けて、そろそろ餌昆虫の養殖も力を入れていかなければならないな。
posted by 宮っ子 at 22:09| Comment(6) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月09日

特集 両生・爬虫類の飼育環境を考えるU

131109_154213.jpg

クル病(に近い症状)になったアオウミガメの事例と回復
 

今年も行ってきた!獣医学科を有する麻布大学にて行われる、"SCAPARA"主催のワークショップ。タイトルの通り、我々が大好きな両生爬虫類について、病理的・臨床的な面から専門家が大学の授業さながらの講義をしてくれる。今年は個人的にタイムリーな話題もあり、とても気になっていた。午前からフル参加、気になったところをレビューします!

【講演の部】
〇リクガメの繁殖に影響する飼育要因 桐谷 大輔先生(横浜市立野毛山動物園)

同園で爬虫類の飼育を長く担当する桐谷先生。今回は先生の大好きなリクガメを中心に、繁殖要因について解説して頂いた。

〜 季節変化を付ける
一部の種を除き、季節変化を付けてやらねければならない爬虫類の繁殖。目的のためには自然を再現し、ある時期においては生存に適さない状況に晒すことが必要だ。温帯の種は、「冬眠」という形で我々も普通に行っていることだが、先生が力を入れているのは、雨季と乾季の差が激しいマダガスカルのホウシャガメやヘサキリクガメ。ポイントは、大きく分けて
・光
・餌
・温度、湿度
の3要因。現地の気候を調べ、降水量を調べ。最近では日照時間が分かるサイトもあるので、そこまで考慮して環境を再現しているそうだ。餌も、こだわってるね!目から鱗だったのは、「レタスや白菜での嵩増し」。
高カルシウム野菜の代表とされる小松菜も、実はタンパク質が多い。急成長を避け、時間をかけて健全な性成熟をさせるために、同園ではあえて野菜にレタスや白菜を入れて「嵩増し」しているのだそうだ。これ、ハコガメでも使えそうだよなあ… 急成長させると、甲が歪む奴とかいるし。

〇東京のヒキガエル、混血で生存率アップ 東京大学 長谷 和子先生

東大の院に在学中、今回は紅一点の先生。先の講義の先生とは異なり、お若いためか意外と俗っぽい言葉が多く、こういう改まった場では少し意外な気がしてしまった(笑)

〜 新しい遺伝子の流入により、多様性が回復
都市化により、生息に適した場所が分断されてしまった東京のアズマヒキガエルたち。狭い範囲での累代繁殖が続き遺伝的多様性が失われ弱体化していたところに、大正〜昭和時代、西日本の"ニホンヒキガエル"が国内移入され、遺伝的多様性が回復!(雑種強勢)。この混血種は、"アズマ"および"ニホン"亜種との比較において、有意に生存率の上昇が確かめられたという。
 
〇カメのSalmonella保有と法的規制 黒木 俊郎先生(神奈川県衛研)

近年アメリカで、カメ起因のサルモネラ感染が相次いでいる。飼育者が増えたことも理由だが、様々な規制をすり抜けて安易に販売される状況に、先生は警鐘を鳴らす。わけのわからん悪法に思えた、4インチ以下のカメのペット販売を禁止する「4インチ法」。しかし子どもが手に持っていじらない大きさの境が4インチであること、法の施行によって明らかに感染数が下がったことなど、様々な法の施行と効果について、解説頂いた。

サルモネラは当然知っていても正直、他人事だった。でも、改めて向き合うと怖いよねえ… 幸い、カメには理解のある私の家族やパートナーだが、サルモネラに弱いのは乳幼児や高齢者。将来、自分の家族がそうなったときに、一度でも前例を作ってしまったら… この趣味は続けられるのか?切実な問題だ。昼食後の睡魔も吹っ飛び、体を前に乗り出して聞き入ってしまう宮だった。

・所感
少々レベルの高い講義もあったが、一般へも無料で開放されているだけあって、この趣味の人なら興味深く聞ける内容だと思う。特に、「フトアゴヒゲトカゲの環境要因と疾病」なんかは大学の先生ではなく獣医さんの講義なので、プロが飼育についてやさしく解説してくれる感じだったよ。講義以外に、一般発表ポスターなども、なかなか興味深いものが多かった。まる1日講義を受けて、大学生に戻った気分だった。
先日のブリーダーイベントに続き、ますます刺激を受けたこの日。アカデミックな知識も付ければ、裏付けも万全!ますます、宮っ子は突き進むぜ!

131109_175516.jpg

アメリカハコガメの調査。"Human find"は困難なので、訓練された犬を用いる
posted by 宮っ子 at 21:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月04日

チーム・+2℃! 【保温・節電】

1301040003.JPG

寒いですね!連日、氷点下の日々。カメルームも気持ち、例年より寒い気がします。それに伴って、温室の温度も低下気味。ベビーなど、保温チームの夜は25℃ほどにしたいものだけど、最近の夜の室温は、23度が限界… 200wのプレートヒーターに75wの保温球を点けてるけど、これじゃあ出力不足みたい。
 
そこで、いいものを見つけました!100均ショップで見つけた、銀色の断熱材です。熱帯魚ショップでも同じものを見るけど、小さいうえに高い!それに比べたら、大きくて安くて、早速購入し、温室の内側に貼ってみました。外側に貼るのもいいけど、内側に貼って、ガラスへ伝達する熱を減らしたほうが、省エネになるとの公算です。

結果は… 見事、25℃をキープ!同じ保温器具で、+2℃を達成しました。飼育に躓いたら、いろいろ考えることが大切ですね。しかし、疲れた… このカスタムで、4時間くらいかかってしまった!意外とかかるんだよなあ、こういう作業。
 
1301040002.JPG

内側に貼る。なんだか、宇宙船の中みたい…(笑)
posted by 宮っ子 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月13日

自作ディスカスハンバーグの作り方レシピ!

1212130008.JPG

年初には産卵している、フロリダハコガメ。いまが産卵前の栄養補給の時期で、ピンクマウスを集中的に与えます。そして肉類しか食べない、夏に来たモエギメス。ピンクは栄養あるんだけど、ネックなのはそのお値段です。M〜Lサイズで100円くらいするし、1回に1匹も与えていたらけっこうな出費だよなあ・・・ 
 
そこで活躍するのが、いわゆる"ディスカスハンバーグ"。カメ友さんも、愛用中。観賞魚の世界ではお馴染みですが、オリジナルで自作してしまおうという作戦です!
続きを読む
posted by 宮っ子 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月13日

夏の飼育場

1207090012.JPG

梅雨明けももうすぐ、夏の盛りを前に我が家は飼育場を配置換え。日光の当たり方を考えて衣装ケースを組み直し、少しでもそれぞれの種類に近づけるようにします。

まず、最下段にはモエギハコガメ。言われているほど暑さに弱いわけではないでしょうが、どちらかというと暗がりで湿った場所を好むので、日光を避けて少しでも温度の低い最下段に配置します。

トウブ、ミツユビは1段目〜2段目。時間によっては日の当たるところに配置します。2〜3段目には、フロリダハコガメを。しかしガンガンに日光が当たってはさすがの亜熱帯産でも参ってしまうので、日除けをうまく配置。みな元気に、この夏を乗り切ってくれそうです!
posted by 宮っ子 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月14日

カメプロスの評判は、確かだと思う。

pros1.jpg

いろんな配合飼料を試した中で、ここ1年ほどのお気に入りはキョーリンのカメプロス。すぐ柔らかくなるし、匂いが独特なのか?たしかに、食いつきがいい。キボシイシガメ、ヨーロッパヌマガメといった水棲ガメはもちろんのこと、ハコガメでも。生餌しか食べなかったものがまず口にする配合飼料が、カメプロスといってもいい。他の方のレポートを見ていても、すこぶる評判がいいのが頷ける。

水棲ガメは手放してしまったのでいまいち水の汚れは覚えていないのだが、たしかに汚れにくかったりはする。そして使いやすいのが、バナナなどの果実と混ぜること。東京レプタイルズワールドでもメーカーの方とお話ししたのだが、主原料の魚粉には自信があるらしく、果実の香りとも馴染みやすい。なので、バナナと混ぜて違和感なく与えることができる。

1203190006.jpg

バナナと、混ぜて!がつがつ食べる。
posted by 宮っ子 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月02日

自作爬虫類カメケージの造り! ハコガメ専用

1204010002.JPG

秘蔵の(?)スペシャル自作ケージ、大公開です。

ホームセンターで売っている板で箱状のケージを作り、中にプラ段(プラスチック段ボール)を。ハコガメは脱走もうまいので、淵をプラ段で"ネズミ返し"状に覆ってしまいます。

これは、何かあったとき用の隔離ケージ。真ん中に仕切りを配置し、発情した個体や元気のない個体の、隔離部屋として使う予定です。備えあれば、憂いなし!
posted by 宮っ子 at 21:15| Comment(4) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月01日

カメたちも、新生活!?

1204010003.JPG

4月ですね!4月と言えば、新生活。進学や就職などで、新しい生活を始められる方も多いことでしょう。

我が家のハコガメたちも、今日から新生活です!温室を新調し、一回り大きくしました。そして、中の木製ケージも制作。綿密に計算し、ベストな大きさのものを制作することができました。材料の調達から組み立て、仕上げまでまる2日(!)かかったけど、だいぶひろびろとして、カメたちも満足そう。

これから、我が家のハコガメたちの新生活が始まります!

1204010005.JPG
posted by 宮っ子 at 10:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月28日

ヨロイトカゲの、鎧の意味とは!?

1202250006.JPG
 
ヨロイトカゲって、鎧の尻尾や鱗がすごくトゲトゲしています。これ、何のためにあるのでしょう?はじめは、棘をまとって捕食されないための、サボテンみたいな自己防衛と思っていましたが、ちょっと違うようです。

彼らは平べったい体をしていて、シェルターの狭い隙間に潜ることを好みます。これ、引っ張り出されないように「返し」の役割をしているんじゃないかな?ハンドリングするとき、シェルターを除けて上から掴むと問題ないのですが、尻尾を引っ張るとすごく抵抗して、しかも鱗が引っかかってとても抜けそうにありません。

隙間に入ることをとても好む彼らの習性からすると、ままありそうな話です。現地では、どうなのでしょう?
posted by 宮っ子 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

ミルワームを、冬のうちから殖やしまくれ!!

DSCF0705.JPG
 
毎日寒いですね。我が家では春のカメの繁殖シーズンに向けて、着々とワームの養殖が進みつつあります。ウチは早春〜初夏にかけてカメが孵化するので、それに合わせて、餌付け用のミルワームの小さいやつを用意しておくのが、定番になってるんですよね。

ウチではニンジン、そして観賞魚用の配合飼料を湿らせて、タンパク質補給。いつの間にか、すごい勢いで殖えてきました!これなら格安で、活餌を調達することができます。余り野菜で、激安飼育ライフ!
posted by 宮っ子 at 12:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月08日

デュビアの繁殖(養殖)環境

デビュア.JPG
 
ウチのデュビアの、飼育環境です。

○AISOで買った(400円!)特大タッパーに、同じくD○ISOの園芸ポットを積み重ねて入れます。床には何も敷かず、基本的に乾燥環境に。餌は木製の餌皿に入れ、他とは分けています。でもこれだけだと水切れになるので、爬虫類専用の水入れを設置して直に水を入れます。壁がざらざらしているので、ちゃんと水は飲めているようです。
この環境で、最近は各サイズのベビーがわさわさ取れてきました。
タグ:デュビア
posted by 宮っ子 at 21:25| Comment(4) | TrackBack(0) | 飼育環境・餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする