2017年10月14日

上野動物園

先日、久々に上野へ行ってきた。3連休の中日、しかもパンダ効果のせいか家族連れでいっぱい!隣でやってた江戸東京なんとか展と一緒に、楽しんできましたよ。

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涼しくなったので過ごしやすそうなパンダ

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ヘビクイワシ。体形は鶴っぽいが、顔つきは猛禽そのもの

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オットセイさん。寝顔がカメラを引き付けていた

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魅惑の爬虫類・両生類館へ。見事に育ったグリーンイグアナ

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メキシコドクトカゲ。最近日本でも繁殖に成功したそうだね

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マレーガビアル。意外とコンパクトなんだね。許可さえおりれば日本でも飼えそう

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ガビアルと同居している、セイロンヤマガメ

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オオサンショウウオ。こんなのがいる国って、改めてすごい

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オオサンショウウオ?いや、ハイギョです

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ヒキガエル。ハコガメ好きには相性がいいと思う

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おお、ミツユビだ!かなり小さくして成熟している模様

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やっぱりみーちゃんが一番かわいい
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2017年10月10日

マムシに初めて出会った

先日の信州旅行で、人生初の経験をした。なんと、マムシに出逢ったのだ。

遭遇したのは、JR飯田線の天竜峡駅からすぐ近く。天竜川下りを楽しむための拠点となる街で、観光土産屋さんがたくさん並んでいるところだ。そこで天竜川下りを楽しんだ後、天竜峡沿いのハイキングコースを歩いていた時に、奴と出会った。じめっとした森林の中で、石の階段の上に佇む者を、嫁が"ヘビ!"と叫んだのだ。

ヘビなんてそこら中にいるよ… とのんきに振り向いたら、違う!顔を見て、唖然。悪人面すぎる!禍々しい(誉め言葉)!クサリヘビだ!!毒蛇だ!!!動きも、するするするっと進む田んぼの蛇に比べて全然違う。うにょーん、うにょーんみたいにS字型が縦に伸びたように蠢く感じ。しかも図鑑で見るより赤っぽい個体。毒蛇だ!近づくな!!と嫁に注意しつつ、カメラを用意。だが悪魔の遣い(いや、誉め言葉ですから)は一瞬早く、杉林の林床へと姿を消した。

山にいるとは聞いてたけど、観光地のハイキングコースにいるんだねえ… すぐそこは、町だけど。足元をよく見ずに踏んづけて逆襲を喰らったりとか、ないんだろうか?マムシは、宮が通り過ぎた後の階段にいた。気付かずに跨いだのか?それとも、後から進んできたのか?初めて見れて嬉しかったけど、ぞっとした経験だった。

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こんなに美しい天竜川のすぐ近くにいる

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猫村みーちゃんにマムシを見せたら、一瞬で飛び掛かると思う
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2017年10月06日

菩提寺を訪ねて

先日、長野県の飯田市を初めて訪ねた。

もとの目的は嫁が言い出した、お隣・阿智村への観光旅行だった。”日本で一番星空の綺麗な村”として名高く、星空鑑賞ツアーを売りにした旅館が最近ではとても多い。今回はあいにくの曇り空で満天の星空とは行かなかったが、久しぶりにゆっくりと星空を眺める機会となった。

しかし私には、もう一つの目的があった。遠い明治時代、信州・飯田を旅立ち栃木県・那須野が原の開拓へ移住した、先祖の記憶を辿ることだ。先にも那須野が原開拓史で触れたように、親族による調査の末、私の先祖は信州・飯田の出身であることが分かっている。江戸時代に飯田藩の城下町として栄えた、飯田市。かつては京都に倣った風情ある街並みが広がっていたというが、昭和22年の飯田大火により、江戸時代からの旧市街は大半を焼失。そのため古都の風情に触れることはできなかったが、市内には古い寺社があちこちに現存し、城下町としての歴史を偲ぶことができる。

私の先祖の菩提寺は、旧市街地の伝馬町にひっそりと佇んでいた。大通りから細い路を辿っていくと急に目の前が開け、樹齢400年超という桜の老木が迎えてくれる。京都の観光寺院のような賑わいも派手さもないが、枝垂(しだれ)桜がそよ風にたゆたう静寂の境内は、ここだけゆっくりと時が流れているかのようだった。
春には飯田市の名所として多くの地元民が訪れる、専照寺の枝垂桜。きっとご先祖様も代々、古刹の桜に目を楽しませてきたのだろう。誰もいない境内で私はそっと手を合わせ、那須野が原へ移住した一族の繁栄と、自身の近況を報告した。

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2017年08月28日

母が一番扱いがうまい、みー太郎

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みーちゃんは座っているクッションを引きずると、一瞬で野生に返って、メイウェザーの如く鋭い猫フックをぶち込んでくる。けど、一番みー太郎の扱いが上手いのは母だ。母にかかれば、両手をいとも簡単に制されてこの通り。お腹をぺろーんとして、赤ちゃんみたいにまどろんでいる。宮には無理なポーズ。
ラベル:みーちゃん
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2017年04月18日

ばあちゃん家のちー太郎

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こないだ行ってきた、那須塩原のおばあちゃん家の猫。農家なので放し飼い、かなりワイルドらしい風貌に育っている。けど性格は、誰よりも甘えん坊。外を散歩すればどこまでもついてきて、振り払うのも難しいほどだ。
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2017年03月17日

蜂の子に偲ぶ、那須野が原開拓史- その1

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私の祖母の家は、栃木県の北部― 那須塩原市にある。那須と冠するものの、観光地の"那須高原"とはまた違って、JRの西那須野駅にほど近い。高原はもっと北の方なので、祖母の家は平地ののどかな田園地帯にあるガチで昭和な農家だ。

そのあたりでは、イナゴの佃煮は馴染み深い郷土食だ。秋になると田んぼに大量にイナゴが沸くので、まとめて捕まえて、佃煮にする。秋に祖母の家へ行くと、だいたいお土産に持たせてくれる。高校生の頃、秋になると母が作ったお弁当には、毎日のようにイナゴの佃煮が入っていたものだ。

祖母の家では、少し前まで"蜂の子採り"をしていた。蜂の幼虫や蛹を捕まえ、これまた佃煮にして食べるのだが、広大な自然の中で蜂の巣をピンポイントで見つけるのは難しい。だからカエルの肉などで働き蜂をおびき寄せ、蜂が肉に夢中になっているうちに、目立つ色をした布を糸で素早く働き蜂へ結び付ける。あとはその布をつけた蜂が飛んで巣に戻るのを、追いかけて巣を狩るわけだ。

これは栃木でも、山間部へ行かなければ見られない風習のようだ。平地の田園地帯では、ほとんど見られないとされる。しかし平坦な田園地帯のど真ん中の祖母宅周辺では、ふつうに見られた光景だ。私は以前から、これに興味を持っていた。最近歴史を紐解いて初めて知ったのだが、祖母宅地区での蜂の子採りには、この地域の近代史が密接に絡んでいることが分かった。
 
〜 続く 〜
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2017年03月05日

春のみーちゃん

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最近暖かくなってきたので、外の野良猫たちも活発になってきた。


カメもそうだけど、猫も発情の季節か。外の野良猫の姿が目に入ると、みーちゃんは途端に窓へすっ飛んでいく。みーちゃんはテリトリーを主張するかのようにガンを飛ばすが、意に介さないのが野良猫。みーちゃんがガラス越しに外へ出られないのを察しているようで、ふてぶてしく余裕かまして日向ぼっこしている。

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おすましみーちゃん。
ラベル:みーちゃん
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2017年01月04日

みーちゃんとタンちゃん

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表情からもビビリが読み取れる、タン助

年末は母の実家にも行ったので、タン助にも会ってきた。続きを読む
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2016年12月06日

まさか師走にカマキリが

数日前のこと。家を留守にしてる間に、家族から写真が送られてきた。続きを読む
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2016年06月23日

超絶!リアル・アンギラス。コリーマが久しぶりに来ている

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最近複数のお店のHPに、コリーマオオツノトカゲの文字が躍っている。

実に久しぶり!そしてこのトカゲ、ものすごく好きなんだよな… 一般的なツノトカゲって奇天烈なビジュアルのわりに、小さすぎて存在感に欠ける。しかも口が小さいから、餌がものすごく大変そう。
でもコリーマはでかい!ものすごい存在感!大きく、ボリュームがあり、かつ大きくなり過ぎず。半年くらい前に入ったテキサスツノトカゲ・メキシコ個体群も似たような大きさと形だけど、細かいフォルムがいまいち違うんだよな… やっぱりコリーマが好きだ、宮っ子は。
正直、トカゲ類で一番好き!モロクトカゲさんより好き!このぼってりとしたボリューム感、ハコガメ好きにはたまらないものがある。2011の夏JRSで初めて見た際、カメファンなのに体中に電撃が走ったのを忘れられない。これぞ、リアル・アンギラス

でも、宮っ子には無理だな… いくらでかいとはいえ、ツノトカゲの1種。こんなおちょぼ口では、必然と餌は限られる。爬虫類の飼育以上に手間がかかる餌コオロギの継続養殖なんて、ズボラな宮には投げ出すのが目に見えている。
けど、最近はレパシーとかいう魔法フードも出てるしなあ… これに餌付けてから出しているショップさんも、ちらほら出てきた。餌がクリアできるなら… 本当に飼育してみたいトカゲだ。今回、本当に久しぶりの入荷だ。メキシコ産だから、いつ途絶えてもおかしくない。どっかにいないかなあ、レパシーに餌付いたコリーマ。ああ、ものすごく飼いたい…
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2016年01月25日

沖縄本島、観測史上初の"降雪"

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この冬一番の非常に強い寒気の影響で、週末から、各地で大雪に見舞われていて、冷え込みも強まっている。沖縄・名護市では24日夜、みぞれが降り、沖縄本島で初めて雪が観測された。
フジテレビ系(FNN)より

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2015年09月10日

鬼怒川、決壊−

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この数日は、我が栃木の豪雨がテレビを賑わわせた。火曜あたりから、宇都宮でも強い雨が降り続いていた。ウチの県や群馬あたりは内陸なので、夏の夕方には毎日のように強い夕立が降り、住民は慣れっこだ。でもここ数日は、昼も夜もそれが断続的に続いていた。
しかし今日はなんと、鬼怒川(きぬがわ)が決壊!鬼怒川とは日光市に始まり、宇都宮を経由して茨城へと流れ、最終的には利根川へと繋がる関東の一級河川だ。平時は魚釣りを楽しむ人で賑わったりとのどかで、宮っ子も水棲昆虫探しで小さい頃は親しんだ。しかしこの度は、半世紀に一度という豪雨。茨城では堤防が決壊し、流域へ濁流が流れ込んだ。一帯は泥水が氾濫し、まるでかの東北大震災の大津波を思わせるかのような、大氾濫に見舞われた。

今のところ栃木で目立った被害はないようだが、心が痛むね… 決壊した茨城の常総市も、同じ鬼怒川流域なんだから。ウチのあたりは高台なので浸水の恐れはない。でも農村地に住む小学校の同級生には、鬼怒川の土手のすぐ隣に住んでるヤツもいる。とても対岸の火事とは思えない災害だ。栃木中部のウチのあたりは、ようやく雨が止んだ。早く、流域一帯の水が引いてほしい・・・
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2015年04月24日

みーちゃんとの馴れ初め 〜 最終編

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姉は、必死に調べた。みーちゃんと、日本へ帰る方法を。壁は、やはり検疫だった。全ての哺乳類が罹患し、人間が感染すると100%死に至る、恐ろしき狂犬病。アフリカに跋扈する死神はエジプトとて例外ではなく、毎年数多の命を奪ってゆく。今でこそ健康そのものとはいえ、かつて路傍に置き去りにされていたみーちゃんを世界でも数少ない狂犬病清浄国である日本へ連れ帰ることは、相当な難題だった。

しかし、もともと家族の反対を押し切って海を渡るほどの姉。思い立ったら、留るはずがなかった。診断可能な獣医を探し、しかるべき措置を経て、晴れてみーちゃんは日本の土を踏んだ。成田へ迎えに行った両親は、姉の手荷物に驚いた。だが遠い異国暮らしを支えた"相棒"に、両親は快く理解を示した。かくして数奇な運命の元に産まれついたみーちゃんは、ようやく日本に安住の地を得た。

手足が長くスマートで、以前はそこはかとない異国情緒を漂わせていたみーちゃん。家族の愛情に包まれ何不自由ない暮らしを重ねた今ではだいぶ丸くなり、かつての面影は想像することすら難しい。だがガラス越しに遠い空を見上げるエメラルド色の瞳は時に憂いを含み、私にはみーちゃんが、彼方の故郷へ叶わぬ思いを馳せているように見えてならない。

トン、トン、トン… 母の包丁の音に、むくっと起き出すみーちゃん。今日もまた、みーちゃんの一日が始まる。

〜 完 〜

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今日のごはんは、何かニャー?望郷の念をおもんばかり勝手に感慨にふける宮っ子をよそに、意外とお気楽なみーちゃん
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2015年04月22日

みーちゃんとの馴れ初め 〜 中編

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幼くして母親と生き別れたためか甘えん坊で、誰よりも姉を慕うみーちゃん。みーちゃんは遠い異国におけるうら若い女のひとり暮らしに、癒しと彩りをもたらした。姉は語る。「みーちゃんがいなかったら、あそこまで頑張れなかったよ」。みーちゃんを救うつもりが、いつしか自分のほうが支えられていたのだ。

仕事も軌道に乗った。現地に友人もできた。心の支えだってある。だがエジプトの現地生活は、そろそろ終わりを迎えようとしていた。姉には大きな、次の目標があったからだ。姉は、悩んだ。「私は、日本へ帰らなければならない。けれど、みーちゃんをどうしよう?」

幼いころから、教育に携わることを夢見てきた姉。彼女のエジプト赴任の目的は青年海外協力隊として、現地のストリートチルドレン問題と向き合うことだった。幼くして両親に見捨てられ、学ぶ機会も与えられず、貧困のスパイラルを巡り続ける少年少女− 姉には路傍のみーちゃんが、不遇な子どもたちと重なって映ったに違いない。誰よりも志高く、難題に向き合った姉。ここでみーちゃんを放り捨ててひとり帰還することは、自身が歩んできた道の全否定に他ならなかった。

〜 最終編へ続く
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2015年04月20日

みーちゃんとの馴れ初め 〜 前編

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みーちゃんは、エジプトの猫である。「エジプト原産の品種」ではない。エジプト猫のDNAを持ちエジプトに産まれついた正真正銘、エジプトの猫だ。

姉がエジプトに赴任していた、10年ほど前のことである。ある日姉が買物帰りにいつもの道を歩いていると、ニィイ、ニィイ… 木陰から、今にも消え入りそうな動物の鳴き声が漏れてきた。もともと好奇心旺盛で、物怖じしない姉。しゃがんで木陰を覗き込むと、生後間もない子猫が箱に入れられ、捨てられていた。痩せ細り、眼差しは弱々しく、それでも懸命になにかを呼び続ける幼子−
「このままじゃ、死ぬなこれ」。姉は、直感した。女一人でエジプトへ乗り込む気丈な姉だが、この時何かが、姉の母性本能を呼び覚ました。姉は考える間もなく買物袋に子猫を詰めてぶら下げ、家路を急いだ。

男勝りな姉も、遠い異国で日本が恋しかったのだろうか。既にアラビア文化には馴染んでいたものの、姉はエジプト産まれの子猫を「みーちゃん」と名づけた。この日から、姉とみーちゃんとの協同生活が始まった。状況は、芳しくなかった。元から衰弱していた上に、決して品質がよいとはいえない現地の粉ミルク。しかし少ない獣医をあたり、献身的に介護したおかげで、みーちゃんは次第に元気を取り戻した。

〜 続く
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2015年04月07日

プライスリストの、ノスタルジー 〜 最終編

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無造作に折り畳まれた、手書きのA4紙− 紛れもない、プライスリストだった。そこにはかのBIBLEで魅せられた世界の爬虫類たちの名が、ずらりと並んでいた。写真なんて、ありゃしない。素っ気なく種名と価格が並んだ単なる一覧表だが、専門ショップに通うこともできない、情報に飢えた地方の中学生には、それでも宝の地図だった。
あの美麗種が、こんなに安いのか?こんな地味ガメが20万円なんて、いったいどこがいいんだろう?A4紙に展開される、めくるめくワンダーランド。目の前には、果てしない宇宙が広がっていた。その夜、将来のマニアの卵はプライスリストを布団まで持ち込み、興奮の一夜を過ごした。

    〜    〜    〜

手中のスマホから、瞬時に世界中の情報へアクセスできるこの時代。ショップの生体はネットでチェックが当たり前の世代にこの感覚は、理解し難いかもしれない。だが、確かに存在したのだ。郵便受けの封筒を、心待ちにしていた時代が。紙切れの種名に一喜一憂し、妄想を膨らませ、家の切手を使い尽くしては親にこっぴどく叱られた時代が。

昔のBIBLEを読み返していたら、いつの間にか淡いノスタルジーに浸っていた。今度の週末、開いてみよう。埃を被った、学習机を。もしかしたら秘密の引き出しの奥に、青春時代の興奮がまだ眠っているかもしれない。

 〜 完
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2015年04月05日

プライスリストの、ノスタルジー 〜 中編

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そんな当時の熱帯魚誌のショップ広告にはたいてい、こんな一文が盛り込まれていた。「価格表、送ります。62円切手○枚」。そう、これがプライスリスト。ショップ指定枚数の切手を送れば後日、ショップの在庫・価格一覧表が送られてくるという仕組みだ。これだけで、胸が躍った。BIBLEのあのリクガメは、いくらだろう?あのたてがみが立派なトカゲは、果たして日本で買えるのだろうか?少年は家中の切手をかき集め、プライスリスト送付を謳うショップへ、片っ端から書簡を送りつけた。

部活から帰れば毎日のように、郵便受けを覗く日々。だが期待に反して、プライスリストはなかなか届かなかった。後年分かったことだが、私が広告を探したBIBLEというのは爆発的爬虫類ブームが起きた90年ごろの発刊であり、BIBLEを手にした90年代中盤にはブームも鳴りを潜め、少なからぬショップが廃業または取り扱いをやめていたらしい。安易にバブルに乗っかったとしか思えない、熱帯魚店や総合ペットショップ・デパートの広告が幅を利かせていることからも、それは察することができる。

だが地方住まいの中学生が、そんな事情なぞ知る由もない。来る日も来る日も、リストの到着を待ち続けた。さながら、親鳥の帰りを待つ雛のように。いつしか、リストの存在を忘れかけていた頃− 部活から帰ると、母親が声を掛けてきた。「沼津のなんとかってとこから、宮宛てに封筒が来てるよ」。

刹那、電流が少年の体を駆け巡った。プライスリストに、違いない!私は母から封筒を奪い取り、興奮のままに封を開けた。

〜 続く
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2015年04月03日

プライスリストの、ノスタルジー 〜 前篇

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24年前の、爬虫類の広告。今と名前が全然違う


この爬虫類の世界には、その言葉を聞いたときの反応によって飼育歴を推し量るキーワードというのが、いくつか存在する。そのひとつが、「プライスリスト」ではないだろうか。なんてことない、生体の価格が一覧記載されただけの紙っぺらだ。だがこの響きに淡いノスタルジーを思い出すマニア層というのが、今でも少なからず存在している。

    〜    〜    〜

四半世紀前、爬虫類界の黎明期− 我々は、とにかく情報に飢えていた。情報が、あまりに少なすぎるのだ。当時はようやくこの業界が陽の目を浴び始めたばかりで、それもやむをえない状況だった。
熱い専門誌も、あるにはあった。文字通りマニアの聖書であり今なお伝説として語り継がれる、「爬虫類・両生類BIBLE」。カメ界の権威・加藤進氏による名著、「世界のカメ」。しかしわずか数点の同シリーズを除けば一般愛好家向け専門誌は皆無であり、定期的な情報源としては「○ィッシュマガジン」や「アクアラ○フ」といった、月刊熱帯魚誌のおまけコーナーにすがる他なかった。

巻末の爬虫類飼育者自宅レポートは、何よりのお楽しみ。血に飢えた我々にはショップ広告ですら相当なご馳走で、この小さなモノクロ写真を食い入るように眺めていた経験を持つ人も、少なくないように思う。当時の私はこれだけのために、興味もない熱帯魚誌を購入していたものだ。

情報インフラの差も大きい。当時はようやくインターネットが普及の萌芽を見せたばかりで、ネットはまだまだ、一部の人々によるマニアックな世界と捉えられていた。いや、存在すら知らない人のほうが多かったかもしれない。
書籍も、情報インフラすらもない時代− 我々は情報に飢え、渇望し、限られた媒体に貪り付いていた。

 〜 続く
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2014年11月08日

ハコガメと多肉

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導入したばかりのリトープス

とんぶりでの戦利品は、前から欲しかったリトープス。乾燥と強烈な日射から身を守るべく、その大半を土中に隠し、最低限の面積だけを地表に露出させた多肉植物だ。こういうの、好きなんだよな… 丸っこくてボリューム感があるやつ。"ボリューム"ではない。あくまで、ボリューム"感"。デカければいいというのではなく、扱いやすいサイズで、存在感があるというのが宮っ子のツボだ。

これ、ハコガメにも見事に当てはまる。丸っこくてボリューム感があり、かつ手頃なサイズ。ヘビならスナボア、トカゲならオオツノトカゲやトゲオアガマ、ぜんぶボリューム"感"がポイントの種類ばかりだ。帝玉は3年枯らすことなく来れたので、似たようなリトープスも、ぜひうまく育ててみたい。

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3年前に買った赤花帝玉。うまく育てているつもりだったが、ちゃんと育てるともっと大きくなるのだとか。今後は成長が目標だ
ラベル:多肉植物
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2014年09月11日

1年ぶりの鰻に、思うこと−

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先週、久しぶりに鰻を食べた。たしか去年の七夕以来だから、14か月も空いたのか。

こんなに食べなかったのは、値段の高騰もあるけれど、資源の減少が理由だ。ピーク時に比べ、40分の1以下に減少したというシラスウナギ(稚魚)の漁獲量。原因は気候の変動やダムの造成などいろいろあるようだが、筆頭に挙げられるのが、やはり食用としての乱獲だ。

出回るウナギのほとんどは、「養殖もの」。しかしその実態は、野生の稚魚を捕えて大きく育てる「蓄養」だ。もとは全てを、天然資源に頼っているのだ。自然下の稚魚はどうせ成熟するまでにほとんどが死亡するので、成魚を同数捕えるよりはずっと影響が少なく効率的な方法だが、その漁獲量は、種としての繁殖・回復力を遥かに超えている。
 
ウナギは飼育自体は容易なようだが、繁殖となるとほとんど分かっておらず、成魚に卵を産ませて稚魚を得る「完全養殖」が、確立されていない。最近ようやく一部の研究機関で成功したようだが、効率が悪くて経済的に成り立たず、商業用としての実現にはまだまだ時間が必要。
日本人の胃袋を満たすには、天然由来のウナギに頼らなければならないのが実情なのだ。

IUCNによって絶滅危惧種に指定されたのは、記憶に新しい。資源は、壊滅的なまでに減少している。このままシラスウナギを捕り続ければ、
ほんとうに絶滅してしまう−
そんな未来が、すぐそこまでやってきているのだ。

       〜       〜       〜

そんなことを考えてたら、この1年、ウナギを食べることが全くなかった。かつては家庭の食卓に上っていたウナギも、いまや高嶺の花。これからは、ハレの日に食する特別な存在となるのだろうか。
posted by 宮っ子 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする