2017年10月22日

22年のレジェンド

P1200810.JPG

寒い!そして雨ばかり。今年は夏から、気候がちょっと変だねえ。そろそろ北米温帯チームは冬眠かな。
 
これは、95年にやってきた♂個体【口裂け】。サイテスが施行される前、「トロ舟で安価にゴロゴロ売られていた」まさにそれである。車でちょっと行った訳の分からんペットショップで、ホントにトロ舟に入れられていた。買ったのは秋、冬眠まですぐだったから今くらいだったんだろう。ウチにいるアメハコでサイテス前組は2頭だけ、そのうちの貴重な一頭、アメハコ界のレジェンドである。

買ったときから甲羅はツルッツルで摩耗もあり、かなり年を重ねていたと思われる。最古参の♀【下野の女亀番長】は近年顕著に有精率が落ちてきたが、【口裂け】はさらに年季を重ねているであろうにもかかわらず、100%近い有精率・孵化率を誇っている。相手の♀が自家産CBでまだ12歳と若いのが理由かもしれないけど。オスに関しては、年を重ねても繁殖への影響はあまりないらしい。来期に備え、冬眠前の最後の種付けを。

P1200367.JPG
みーちゃんは12年くらい生きている
posted by 宮っ子 at 16:26| Comment(0) | ミツユビハコガメの呟き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月21日

アジア水棲系の注意点

P1210514.JPG

今年は4年ぶりにカントンがまともに孵化したので、将来の種親にとキープ。水棲ガメのCBは、餌付けが楽だね。適当に配合を放り込んどけば、ふつうに食べてくれるから。餌付けなんて概念が不要。アメハコじゃ、そうはいかないもんなあ。普通に泳げるけど縦の泳ぎは苦手なので、水深は浅めにキープ。首を伸ばせば息を吸えるラインを確保する。

あっ、この辺のアジアのカメのベビーは意外なほど身軽なので、脱走には注意!これくらいで十分だろ〜 という高さの壁を、見事に乗り越えてくれる。アメハコなら陸のカメだから乾燥耐性もそれなりにあるけど、こいつらはアジアの水棲ガメ。これから乾燥する季節、数日で干物化… なんて事態も十分に考えられる。この辺の種類は、絶対に高さをキープして!ジャノメなんかはトップクラスに身軽。
posted by 宮っ子 at 20:38| Comment(0) | じょうずな飼い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

去年のフロリダ

フロリダMS.jpg

去年フロリダをお渡しした方から写真を頂いた。おお、すごい!フロリダの特徴である、甲羅のちょっと後ろ側が高くなる形が顕著に出てる。しかも模様が末広がりでどんどん太くなってる。甲羅もツルッツル。顔つきは、ちょっと優しい感じなのでメスかな?まあフロリダは、トウブやミツユビほどオスがゴツい顔立ちじゃないので、まだちょっとわかんないけど。トウブはかなりゴツい(笑)
posted by 宮っ子 at 09:56| Comment(0) | フロリダハコガメの嘶き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

上野動物園

先日、久々に上野へ行ってきた。3連休の中日、しかもパンダ効果のせいか家族連れでいっぱい!隣でやってた江戸東京なんとか展と一緒に、楽しんできましたよ。

P1210477.JPG

涼しくなったので過ごしやすそうなパンダ

P1210479.JPG

ヘビクイワシ。体形は鶴っぽいが、顔つきは猛禽そのもの

P1210480.JPG

オットセイさん。寝顔がカメラを引き付けていた

P1210489.JPG
 
魅惑の爬虫類・両生類館へ。見事に育ったグリーンイグアナ

P1210488.JPG

メキシコドクトカゲ。最近日本でも繁殖に成功したそうだね

P1210482.JPG

マレーガビアル。意外とコンパクトなんだね。許可さえおりれば日本でも飼えそう

P1210483.JPG

ガビアルと同居している、セイロンヤマガメ

P1210497.JPG

オオサンショウウオ。こんなのがいる国って、改めてすごい

P1210498.JPG

オオサンショウウオ?いや、ハイギョです

P1210493.JPG

ヒキガエル。ハコガメ好きには相性がいいと思う

P1210499.JPG

おお、ミツユビだ!かなり小さくして成熟している模様

P1200384.JPG

やっぱりみーちゃんが一番かわいい
posted by 宮っ子 at 10:38| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

ミスジ3年

P1210274.JPG

去年のミスジ幼体を久しぶりにチェック。甲長10pに達し、甲の高さも満足といった感じ。もう慣れたので、冬は冬眠させてたから急激な成長とはなっていないようだ。今年のベビー、2014の亜生体と並べて成長具合を比較。3年物は16pに達した。

P1210272.JPG
今年のベビー

P1210270.JPG
3年並んで
posted by 宮っ子 at 19:26| Comment(0) | ミスジハコガメの騒めき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月10日

マムシに初めて出会った

先日の信州旅行で、人生初の経験をした。なんと、マムシに出逢ったのだ。

遭遇したのは、JR飯田線の天竜峡駅からすぐ近く。天竜川下りを楽しむための拠点となる街で、観光土産屋さんがたくさん並んでいるところだ。そこで天竜川下りを楽しんだ後、天竜峡沿いのハイキングコースを歩いていた時に、奴と出会った。じめっとした森林の中で、石の階段の上に佇む者を、嫁が"ヘビ!"と叫んだのだ。

ヘビなんてそこら中にいるよ… とのんきに振り向いたら、違う!顔を見て、唖然。悪人面すぎる!禍々しい(誉め言葉)!クサリヘビだ!!毒蛇だ!!!動きも、するするするっと進む田んぼの蛇に比べて全然違う。うにょーん、うにょーんみたいにS字型が縦に伸びたように蠢く感じ。しかも図鑑で見るより赤っぽい個体。毒蛇だ!近づくな!!と嫁に注意しつつ、カメラを用意。だが悪魔の遣い(いや、誉め言葉ですから)は一瞬早く、杉林の林床へと姿を消した。

山にいるとは聞いてたけど、観光地のハイキングコースにいるんだねえ… すぐそこは、町だけど。足元をよく見ずに踏んづけて逆襲を喰らったりとか、ないんだろうか?マムシは、宮が通り過ぎた後の階段にいた。気付かずに跨いだのか?それとも、後から進んできたのか?初めて見れて嬉しかったけど、ぞっとした経験だった。

P1210093.JPG

こんなに美しい天竜川のすぐ近くにいる

P1200364.JPG

猫村みーちゃんにマムシを見せたら、一瞬で飛び掛かると思う
posted by 宮っ子 at 10:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

成長を楽しむ― ミツユビ編そのA

P1200752.JPG

生後間もなく

続いて、ミツユビ2号。こちらは黒地が濃く、かつ模様が大きく、黄色味が強かった個体。すぐにピンと来たもの。色が明るいのもいいけど、地色が暗くて模様がはっきりしてると、メリハリが強くなってカッコイイんだよな。女性というよりは男性が好みそうな感じ。こいつはよく食べるので、他の個体より一回り大きい。そして地色の黒さはそのままに、模様に磨きがかかってきた感じ。成長を見るのは、楽しいね。

P1210306.JPG

これも1か月半くらい

P1210307.JPG

おおお、いい感じだ

tri95M2.jpg
tri04_!.jpg

親は、同じくこの人たち。しかも前回のベビーとは、同じクラッチなのに表現型に差が大きすぎ
posted by 宮っ子 at 18:48| Comment(0) | ミツユビハコガメの呟き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

成長を楽しむ― ミツユビ編

P1200760.JPG

生後間もなくの様子

最後に自家産個体を育てたのは、2005年だったかな?カメに不幸が重なり一気に興味を失い、いったんこの趣味から離れた年だった。それから2010年に舞い戻るも、自家産個体を自分で育てることはなかった。でも自分のとこから巣立った子が大きくなって見事に育った様を見ると、宮も育てたい!!という気持ちに駆られる(笑)けっこうビックリの個体とかいるもんなあ。

というわけで今年はミツユビを、自分で育ててみることにした。これは【妖怪・口裂け】×【戦慄の重戦車】の子ども。産まれたときから色が薄く、細かなスポットが入っていたのが特徴。早くも成長線に、ストライプが出てきたようだ。

P1210309.JPG

現在の様子。1か月半くらいが経過した。なんやこれ、茶色になってんぞ

P1210312.JPG

早くも密なストライプが!

tri95M2.jpg
tri04_!.jpg
 
親はこの人たち。メスはフツーなんだが、今は色褪せたけどオスがなんか持ってるのか
posted by 宮っ子 at 07:43| Comment(0) | ミツユビハコガメの呟き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

菩提寺を訪ねて

先日、長野県の飯田市を初めて訪ねた。

もとの目的は嫁が言い出した、お隣・阿智村への観光旅行だった。”日本で一番星空の綺麗な村”として名高く、星空鑑賞ツアーを売りにした旅館が最近ではとても多い。今回はあいにくの曇り空で満天の星空とは行かなかったが、久しぶりにゆっくりと星空を眺める機会となった。

しかし私には、もう一つの目的があった。遠い明治時代、信州・飯田を旅立ち栃木県・那須野が原の開拓へ移住した、先祖の記憶を辿ることだ。先にも那須野が原開拓史で触れたように、親族による調査の末、私の先祖は信州・飯田の出身であることが分かっている。江戸時代に飯田藩の城下町として栄えた、飯田市。かつては京都に倣った風情ある街並みが広がっていたというが、昭和22年の飯田大火により、江戸時代からの旧市街は大半を焼失。そのため古都の風情に触れることはできなかったが、市内には古い寺社があちこちに現存し、城下町としての歴史を偲ぶことができる。

私の先祖の菩提寺は、旧市街地の伝馬町にひっそりと佇んでいた。大通りから細い路を辿っていくと急に目の前が開け、樹齢400年超という桜の老木が迎えてくれる。京都の観光寺院のような賑わいも派手さもないが、枝垂(しだれ)桜がそよ風にたゆたう静寂の境内は、ここだけゆっくりと時が流れているかのようだった。
春には飯田市の名所として多くの地元民が訪れる、専照寺の枝垂桜。きっとご先祖様も代々、古刹の桜に目を楽しませてきたのだろう。誰もいない境内で私はそっと手を合わせ、那須野が原へ移住した一族の繁栄と、自身の近況を報告した。

P1210076.JPG

P1210160.JPG

P1210101_.jpg

P1210207.JPG

P1210211.JPG
posted by 宮っ子 at 20:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

ぶりくらを終えて― 子ガメの飼い方・現時点での持論

1511290037.JPG

2015年以来、2年ぶりのぶりくらへ行ってきた。今回は過去最高、2,600人を超える入場!身動きできないほどで、すごい熱気でした。お求めいただいた方、ありがとうございました!またお話し相手になって下さった方、ありがとうございました。ベビーの飼育に関していろいろ尋ねられ、私がブログでも伝えきれてないことが分かってきたので、今宮っ子が考えるベビーの注意点をお伝えします。どんどん新しい飼育法が考えられていくだろうから、あくまでも今、宮っ子が考えるものとして。

・セッティング 
植物用温室で、爬虫類サーモを利用し昼31℃の夜26℃設定。プラケースに1.5cmほど水を張り、甲羅が上のほうまで浸るように。しかし薄い石などで陸場を設け、完全に乾かせる場所を作るようにする。乾かせないとカビるし、上まで浸かってないと、空中湿度が低いのでボコつく。
今回は半ブースだったので、たまたま隣ブースに居合わせた中に、アジアの森林系湿潤ヘビにめっぽう強い方がおられ、異ジャンル間情報交換させていただいた。異ジャンルとはいっても同じ爬虫類なので、飼育の上での共通点はかなり多く、最近の持論に確信を感じた。やはりナメラ系の蛇でも乾燥環境下では、ハコガメと似たような事例が見られるようだ。ただ生きてるのと、綺麗に状態良く飼うのは違う。いままでカメ界内でしか交流がなかったので、思わぬ収穫。

P1200985.JPG

・餌 
1日2回、早朝と20時くらいに給餌。まあ、1回でも大丈夫だけどぶりくらまでに大きくしたかったので。メインはカメプロスを使用。バランスとして、配合に勝るものはないから。ただ乾燥した配合の場合ビタミンは失活してしまうものもあるので、補助としてミルワーム、生肉(牛の赤身、鶏挽肉)、冷凍アカムシ等を与える。一番嗜好性が高いのは、ミルワームだった。肉よりもワーム。まだ亀が小さく顎の力も強くないので、通常のミルワームは食いついても吐き出してしまう。ワームはたくさん飼養しておき、脱皮したての白くて柔らかいものを選ぼう。蛹も、なり立ての柔らかい奴はOK。定期的に脱皮直後の奴を確保するには、5パックくらいはあったほうがいい。

また以前もブログで書いたけど、ピンセットで動きをつけて餌付けたので、「ピンセットの先にあるもの=喰える」と認識して寄ってくる個体が多かった。置き餌に反応しない場合は、ピンセットを使ってみるのも手。なるべく遠くから差し出してみましょう。けっこうビビリなので。
あっ、ウチでは一旦水を抜いてから、餌を与えていました。最近の配合飼料は水に長時間浸るとふやけて溶けるように崩れてしまうのが多いので、事前に適量の水分で湿らせて、形状を保ったまま与えたいから。

ここ重要!複数を同居飼いする場合、給餌の時だけは監視しよう。餌を目にすると興奮して、他個体に噛みつく奴がけっこういるから。配合飼料よりも、活き餌や肉などの嗜好性が高いものを与えたときには、なおさら起こりやすい。噛み付いたら即、ピンセットなどで引き離しましょう。指なんかは放っておくともげてしまう。
給餌が終わったら、一度温水でケース内を洗い流し、餌の臭いを消してやると興奮は落ち着くのでオススメ。これを徹底することで、今期は手足や尻尾のトビは皆無だった。この時横着せずに、ちゃんと温水を使おう。冷たいのはカメだって苦手よ。

・メンテナンス
1日、1〜2回の水替え。怠ると、カビつきを招く。いきなり冷水を入れないよう注意。

・これからの季節の注意点
まずはしっかりと保温を。暖めてるつもりでも、亀が実際にいる場所を実測してみましょう。温室みたいな構造だと、保温器具の測定点と、亀がいる場所とで温度差があったなんてことは珍しくない。外気が冷たいほど、温室内部での温度差も生じやすい。いまはデジタルの最高最低温度計なんかも売ってるので、強烈にオススメ。1,500円くらいで買えるから。冷たい温度に長く曝されると秋の訪れを感じるのか、冬眠の前段階に入ってしまうようで、保温してても食べなくなる場合がある。こういうのは1ヶ月くらいの短い期間、冬眠させると何事もなく食べ始める場合が多い。


以上、ウチでのキープ方法でした。しかし同様にやっていても白カビが発生してしまう場合もあるようで、対策を尋ねられた。自分も完全に分かっているわけではないので、ビバリウムガイドでも紹介されていたやり方を、これからいろいろ試してみようと思ってる。また自分なりに考えた策もあるので、これから検証し、結果がよければ公表してみるつもりです。

P1200363.JPG

よろしくミー
posted by 宮っ子 at 21:29| Comment(4) | ハコガメの飼育環境と餌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする